死ぬまでに47都道府県を全て訪れる野望を果たすまで、残すところあとわずか。
もちろん自らの意思による旅に限り、子どもの頃の家族旅行はノーカン(死語)
死期を自ら手繰り寄せる旅も第4コーナーを回ったところで訪れるのは福井県。
幼少時に雪の敦賀、中坊時に夏の東尋坊と永平寺を訪れて以来のご無沙汰です。
2026年GW、40年ぶりに訪れた地は驚きの恐竜王国に変貌を遂げていました。
現代建築、建築家、内藤廣、黒川紀章、槇文彦、クラフトビール、グランクラス
巨匠たちの競演
福井県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館
永平寺での修業(階段の上り下り)を終え、午後はライフワーク建築徘徊のため福井市に向かいます。
まずは福井県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館。
漢字15文字が連なり長過ぎて読む気の失せる名称。
敬愛する建築家・内藤廣さんの作品の中で屈指の地味さを誇る建物かもしれません。
切妻屋根を載っけた黒く四角い箱が連なる外観は博物館というよりまるで倉庫の如し。


だがしかし、建物内に入ると印象は一転します。
目に飛び込んできたのは驚愕の光景。
建物中に建物があります。
原寸大で再現された朝倉さんのお屋敷が大空間の中に鎮座する入れ子構造。
建物名はすっきりシンプルに「あたしンち博物館」でええんとちゃう?
詳しくは別記事「福井県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館|建築徘徊107」(近日公開)をどうぞ。
福井市美術館アートラボふくい
続いては福井市美術館アートラボふくい。
漢字カタカナひらがな計14文字が連なり長過ぎて読む気の失せる名称。
外観は化け物キノコのような大庇とガラス張りの逆円錐、内観は傾斜する柱と壁。


なんか見覚えあるな。
午前中に訪問した福井県立恐竜博物館や東京・六本木の国立新美術館とほぼほぼ同じです。
設計は稀代のメディア・モンスター、黒川紀章さん。
セルフ・パロディ? アイデア枯渇? 省エネ設計?
真相はともかく、一目で誰の設計だか分かるほどの個性が確立されているのは凄いことです。
詳しくは別記事「福井市美術館アートラボふくい|建築徘徊108」(近日公開)をどうぞ。
福井県立図書館
最後は福井県立図書館。
漢字7文字のあまりに平凡であくびが出そうな名称。
だがしかし、地味な名前の割に外観は美術館のように端正、内観はカフェのようにオサレ。


それもそのはず「建築界の良心」槇文彦さん作。
福井県民がうらやましいぞ。
詳しくは別記事「福井県立図書館|建築徘徊109」(近日公開)をどうぞ。
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恐竜たちの饗宴
レンタカーを返却し、福井駅まで少し歩きます。
!!
恐竜が壁を突き破って飛び出してきました。
!?
周りをよく見渡すと、あちこちで恐竜たちが吠えたりいがみ合ったりお辞儀したりしています。

タイムラプスでお送りしています
さすがに恐竜王国の首都は恐竜が跋扈しとるな。
さすがに身の危険を感じて駅に逃げ込むことに。


なんか見覚えあるな。
鉄・ガラス・木が見事な調和を魅せるシブい内外観。
敬愛する建築家・内藤廣さんの匂いがしますが、設計は独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構。
漢字20文字が連なり長過ぎて読む気が失せる名称。
すぐ隣のえちぜん鉄道駅を基本設計した内藤さんに敬意を表したに違いありません。知らんけど。
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酒豪たちの狂宴
疲れた体と乾いた喉を癒しに駅近のビアバーへ。
OUR BREWING。俺たちの醸造。福井県に乾杯。

さて、いよいよ本旅の裏ハイライトの時間。
北陸新幹線で東京まで人生最初で最後かもしれないグランクラスに乗車します。
1両に僅か18席の豪華シートが奢られ、専任アテンダントが甲斐甲斐しく介護お世話してくれます。
もれなく軽食に飲み放題💖のお酒とソフトドリンク、スリッパその他諸々のアメニティ付き。
喜び勇んでいざ乗車!
すると…なんということでしょう!
我々ポンコツ夫婦の貸し切りです。


ってぇことは何かい、専任アテンダントのおねえさんも二人占めってぇ訳かい。
はい、おっしゃる通り。
手元のボタンを押すと「呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン!」とばかり即座に駆けつけます。
おねえさん、日本酒をお願いね。
おねえさん、白ワインをプリーズ。
おねえさん、赤ワインをシルブプレ。

福井から東京まで約3時間、いやぁ呑んだ呑んだ。
こうして貧乏性のポンコツどもは晴れて二日酔いの翌日を迎えるのですが、これもまた旅の思い出。
よい冥途の土産になります。
恐竜王国に変貌遂げた福井県【完】
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