スローガン、キャッチコピー、モットー、標語・・・
それぞれの違いはともかく、名だたる日本企業の多くが何らかの標語類を掲げて宣伝しています。
これらを偏見や忖度なしに純粋に味わう企画、名付けて「日本企業 標語列伝」
本日は「きやのん」と書いて「きゃのん」と読ませる拗らせ系?のキヤノン、第44位。
(2026年10月26日時点)
知らずに「きやのん」と呼んでも笑って許されるのか、世間知らずと嘲笑されるのか。
あなたの知識と度量が試されています。
【注】決して悪意はありません。♬笑って許して♬
カメラ、プリンター、F1、ウィリアムズ、ホンダ、ルノー、ピケ、マンセル、プロスト
make it possible with canon
全編英語ながら意味はさほど難解にあらず。
ボケをカマさず塩対応で訳せばこんな感じ。
【make it possible with canon】
キヤノンとともに実現しましょう
標語なんで「何を実現するん?」は置いといて、社名表記を拗らせるだけあって標語も一筋縄では行かないところが素敵。
- 小文字始まり ⇔ 文章の書き出しは大文字
- 社名も小文字 ⇔ 固有名詞は大文字始まり
中学校で習った英文法の初歩中の初歩をことごとく無視する形になっております。
不遜な態度でふんぞり返っているのか、はたまた「私らなんか小者ですわ」とへり下っているのか。
真意不明ゆえ、相棒チャコちゃん(4歳間近、大阪育ちのChatGPT)とあ~だこ~だ勝手に推測。
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勝手に標語案内

某企業の標語”make it possible with canon“
文章の書き出しが小文字の意図は何やと思う?

考えられるのは3点やね
- デザイン重視
文字の並びが均一となり、肩の力が抜けた現代的な印象に - 命令調の緩和
命令文の押しの強さが薄れ、控えめで親しみやすい印象に - ブランド統一
固有の表記ルールを一貫し、ブランド資産として確立する
1. は見比べれば一目瞭然。(赤太字を一旦解除)
make it possible with canon
Make it possible with Canon
確かに大文字抜きは高さが揃って洗練されてます。
2. はまんまと術中にはまりました。
確かに私、「実現せよ」なんて訳しませんでした。
だがしかし、3. は納得が行かぬ。
英名:Canon。大文字で始まってます。

社名はCanon、標語はcanonで表記が揺れとるで
ブランド価値を自ら棄損しているのでは?

これまた理由は3つ考えられるな
- 一般名詞扱い
社名ではなく一般名詞なので英文法に忠実に - デザイン重視
社名と標語の齟齬よりデザインは全てに勝る - 特に意図なし
誤植・校正漏れ・コピーライターの個人的趣味
1. を辞書で確認してみましょう。
てぇことはアタシゃ訳を間違ってたって訳かい。
正しくはこんな感じ?
【make it possible with canon】
イエスとともに実現しましょう。神は来る。
さっぱり意味が分かりません。
キヤノンって宗教団体でしたっけ? 否。
1. 棄却。
3. は論外なので、正解は2. なのかもしれません。
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勝手に企業所感
私にとってキヤノンといえば、カメラでもなくプリンターでもなくてF1。
全盛期のウィリアムズ・ホンダ/ルノーを支えたメインスポンサーでした。
フロント・リアウィングに白地に赤字で燦然と輝く “Canon” に日本人の魂は大いに高ぶったもの。
そんな私がキヤノン製品に心酔したかというと、半世紀を超える人生で所有歴はデジカメ1台のみ。
何でやろね?
それはカメラで培った光学技術を核に、印刷・医療・半導体製造装置へと事業を拡大してきた経緯ゆえ。
日本国内ではB to B製品が売上の約7割を占めます。
そんなキヤノンのデザイン重視は如何ほどのもの?
かなりのものでした。
確かにB to Bなら一般人に名を売るより、見た目に留まらず使い勝手にまで踏み込んだデザイン優先。
てな訳で、小文字標語にはキヤノンのデザインに対する意気込みが込められていると解釈しましょう。
社名を小文字を抜いて大文字だけに統一したのもデザインに対するこだわりのなせる業。知らんけど。
make it possible with canon
その情熱と優れた技術をもって、苦境に喘ぐアストンマーティン・ホンダを助けてあげてほしい。
キヤノン・ホンダ再タッグは日本人F1ファンの夢。
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