自らの意志で47都道府県の全てを訪問する旅はいよいよゴールが近づいてきました。
残る数県の中から2026年夏の旅先に選ばれたのは佐賀・長崎。
長崎は少年時に家族旅行の経験あれど、佐賀は全くもって未開の地。
メジャー観光地満載の長崎に対して、佐賀って一体何があるのでしょう。
はなわくらいしか思いつきません。
案ずるより産むが易し。いざ訪問!
長崎港ターミナル、グラバースカイロード、グラバー園、グラバー住宅、リンガー住宅
船旅の高揚感
2日目の朝、まずは建築徘徊から。
長崎港ターミナルビルを訪れます。


なんやこの揚げ春巻きみたいな形は。
いやいや、子ども用のハーモニカ?
はたまた、歌口の形状からしてフルート?
いわゆるモチーフってやつなんでしょうが、エラい建築家の先生が考えることは難解で理解不能。
建築🐎🫎とお子ちゃま以外は渡りそうにない黄色い橋が目を引く館内は、これから船旅に出るお客さんで大賑わいです。
旅の高揚感が溢れていて、とっても活気に満ちたよい雰囲気です。


なお、建築好きの方は別記事「長崎港ターミナルビル~建築徘徊112」(近日公開)もぜひ。
【PR】
自由闊達な風
味わい深い路面電車を乗り継ぎ終点石橋駅。
世にも珍しい斜行エレベーター、その名も「グラバースカイロード」で小高い山の中腹に到達します。
その名が示す通り、ここはなんと道路。
長崎市が管理する公道(市道)です。
さすが、鎖国政策下の日本で唯一外国との交易を許された街は発想が柔軟。
お堅い木っ端役人が跳梁跋扈する凡百の行政組織なれば、エレベーターを道路扱いなんて言ったら磔の刑にされそう。
道路法や建築基準法をあざ笑うかのような港町長崎の自由闊達な気風が感じられます。
心地よい風に吹かれて先ほどまでいた長崎港あたりを見下ろし、奇妙な物体を発見。
なんやあのオレンジ色のバボちゃんは。


あの辺りはドラゴンプロムナード。
遊歩道を踊る龍に見立てた上で、龍が追いかける玉をイメージしたらしき、アメリカ人建築家の手になるモニュメント。
いわゆるモチーフってやつなんでしょうが、エラい建築家の先生が考えることは難解で理解不能。
忽然と姿を現した巨大な球体を笑って許容する港町長崎の自由闊達な気風が感じられます。
【PR】
和洋折衷の妙
長崎随一の人気観光地かもしれぬグラバー園へ。
なんだか裏口っぽい空気漂う第2ゲートゆえか、人気の割に並ぶことなくすんなり入園。
すぐそばにある旧三菱第2ドックハウスは外国人船員用の宿舎。犬小屋にあらず。


第2ゲート & ドックハウス
なんで船員宿舎が山の上に?って、用済みになってココに移築されたから。
体は洋風なのに頭に瓦を載っけたチグハグさがブサカワ建築の面目躍如。
山を下って国指定重要文化財の旧リンガー住宅へ。


リンガーさんち
軸組みは木、壁は石、屋根には瓦、とこちらも和と洋のいいとこ取りをした折衷建物。
懐深い庇を備えた平屋は涼しく快適に過ごせそう。
ところで、長崎ちゃんぽんの「リン〇ーハット」ってもしやリンガーさんが創業?(あやかっただけでした)
同じく国指定重要文化財の旧オルト住宅は保存修繕工事中につき、横を通り越して旧スチイル記念学校へ。


オルトさんち & スチイル校
スチイル校は札幌時計台に似た白木の外観が素敵。
紙幅の制限がありますので、以下の2棟は写真のみで失礼します。


旧自由亭 & 旧長崎地方裁判所長官舎
さて真打登場、これまた国指定重要文化財の旧グラバー住宅に到着です。
世界遺産「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の構成資産でもある賞コレクター。




グラバーさんち
40年ほど前に両親に連れられて訪れているはずですが、見事に記憶にありません。
おかげで新鮮な気持ちで見学できますが、父は草葉の陰で、母は養護施設で泣いてるかも。
青にも紫にも見える独特の色合いが特徴的なコロニアル様式建築は、庶民が暮らす下界から遠く離れた山の手なればこそ成立する代物。
本建物を先ほど山から見下ろした港辺りに移築したら、さぞかし悪目立ちすることでしょうなぁ。
遥かスコットランドからお越しのグラバーさん、さぞかしよい暮らしをしとったんでしょうなぁ。
【PR】
コメント