あなたはベトナムと聞いて真っ先に何を思い浮かべますか?
フォーやバインミーなどのグルメたち?
素敵な民族衣装アオザイや笠ノンラー?
古都ホイアンやフエなどの世界遺産群?
私は多感な中学・高校生の頃に夢中になったベトナム戦争映画です。
あの世界最強の米軍(アメリカ軍)をも打ち負かした強さの秘密を探るため、妻とともにベトナムに潜入します。
2017年夏。
ベトナム7日間の旅をプレイバック。
発端はベトナム戦争映画
きっかけは『ランボー』でしょうか。
2作目以降はともかく、この第1作はトラウマを抱えたベトナム帰還兵の哀しみが胸に迫る良作です。
これをきっかけに『地獄の黙示録』『ディア・ハンター』『プラトーン』『フルメタル・ジャケット』などなど、中学・高校生のときに夢中で鑑賞。
いずれも内省的な主人公の心の葛藤がテーマの悲劇ではありますが、アメリカ映画だけに一方的な米兵視点のお話。
勝つには勝ったが多大な犠牲を強いられたベトナムの人びとの想いや如何に・・・。
時は流れて30年。
その間に「失われた30年」を経てすっかり自信と活力を失くしてしまった我が祖国・日本。
「せや、アメリカに勝った強さとしたたかさに学ぼう!」と思い立ち、ポンコツ夫婦がベトナムに旅立ちます。
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いざホーチミン市に上陸
南北に細長~いベトナムの南端近く、大都市ホーチミンに空路到着。
ベトナム戦争映画から入った私にとってはサイゴンの方がシックリきますが、戦争終結後の1976年にホーチミンに改名されました。
ちなみにこの市名は国民の父として親しまれる革命家・政治家のホー・チ・ミンに由来。
ホテルにチェックインして夜の街に繰り出します。
とはいえ時刻は夜の9時を回っており、目ぼしいレストランなどはいずれも閉店。
さすがにいきなり薄暗い夜店の屋台に飛び込む勇気はありません。
Google Mapsで辺りを検索し、私の大好きなクラフトビールのお店を発見。
見せてもらおうか、ホーチミンのクラフトビールの性能とやらを!
意気込んで向かったものの、入口はこの怪しい通路の先にある階段を上がった2階の模様。
ええい!勇気を振り絞って突入!
店の中はいたって平穏でした。
クラフトビール界隈では一般的な「フライト」(Flight)、要は飲み比べセットを注文。
美味いやんけ。
やるなベトナム、最初から好印象。
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明日に備えてホテルに帰ります。
しか~し! 道路を渡れねぇ。
これが若さか・・・。
ただいま時刻は夜中12時を回っております。
噂には聞いておりましたが「聞きしに勝る」とはまさにこのこと。
どうやって渡るんかのう?
渡らんと帰れんのじゃが。
はい、こんなアドバイスを参考にします。
- 近くに信号がないか探す
見渡すかぎり全くありませ~ん⇒却下
- ほかの横断者と一緒に渡る
この夜中に誰も歩いてませ~ん⇒却下
- 一歩踏み出せるタイミングを待つ
おいおいバンジージャンプかよ⇒却下
- バイクの方向に注意しながらゆっくり前に進む
最終手段がこれかい。ええい!⇒やってみた
【結論】
・一定速度で堂々と渡ればバイクが避けてくれます
・慌てて立ち止まったり急に走り出すと轢かれます
初めはオドオドとキョドり気味だった私たち。
バイクが面白いように避けていくことが次第に快感となり、いつの間にやら躊躇なく渡れるようになっていました。
人間の慣れってスゴい。
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