半年後にコロナが世界を席巻することになるとは露知らずの2019年夏、妻とおフランス縦断旅行に出かけました。
パリ~バーゼル(スイス)~リヨン~プロヴァンス~マルセイユ。
これは、油断も隙もありまくりのポンコツ夫婦が苦難の旅の果てに無事に祖国・日本に帰りつくまでの物語であ~る。
(ぷろじぇくと〇ーっくす)
サント・シャペル
おフランス5日目。
体調回復! 全力で楽しむでぇ。
雨降ってるけどな。
朝いちばん、メトロに乗ってセーヌ川に囲まれたシテ島に向かいます。
楽しみにしていたノートルダム大聖堂は私たちの旅行に先立つこと4か月、2019年4月15日の火災で尖塔などが焼失してしまいました orz
そんな訳ですぐ側にあるサント・シャペルに。
美しい・・・
大スケールのステンドグラスに圧倒されてため息連発。
雨がやんでドン曇りのセーヌ川沿いを徒歩でピカソ美術館へ向かいます。
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ピカソ美術館
ここ、お勧めです。
こぢんまりとした美術館ですが、人が少なくてゆったりとピカソのぶっ飛んだ芸術を楽しむことができます。
コレクションのごく一部をどうぞ。
今日も今日とて芸術にタップリと触れる日、次は国立近代美術館のあるポンピドゥー・センターに向かいます。
歩いても行ける距離なのですが、今夕にパリを離れるためあまり時間がありません。
時間節約のためUberを呼びます。
古式ゆかしいタクシーと異なり、Uberはスマホのアプリでクルマの位置をリアルタイムに確認できて便利すぎます。(規制大国ニッポンのTAXI GOはその劣化版)
来た来た!
なんとピカソ美術館前の一方通行の道をバックで激走して来ました!
さすがリュック・ベッソン監督のお膝元パリ、運転手はみな映画『TAXi』の主人公並みにクルマの運転が荒い上手いに違いありません。
ところで一方通行の道ってバックで走るのは合法なのでしょうか。まさかね。
おフランス人は法の解釈も自由奔放ですな。
若いにいちゃん運転手に「あんた無茶するねぇ」と笑いかけると、どうってことなさそうに軽くサムアップされました。
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ポンピドゥー・センター
ふぅ無事に到着。
ポンピドゥー・センターといえば、1977年に完成したときはパリの美観を損ねると猛烈な批判の的になった曰く付きの建物です。
エッフェル塔、ルーブル美術館ガラスピラミッド、グランダルシュ etc.
斬新な建物ができるたびにケチを付けずにはいられない・・・
おフランス人って前衛芸術にも理解が深いのかと思いきや、意外と保守的なのですね。
まあ確かにこの建物、半世紀近く経ったいま見てもぶっ飛んでますなぁ。配管むき出しやん。
前衛建物の毒気に当てられたのか、国立近代美術館の展示品、写真を1枚しか撮っていませんでした。
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パリとお別れ
たった5日間とは思えない濃密な日々を過ごしたパリともいよいよお別れ、南東に約500km離れた田舎町ベルフォール(Belfort)に向かいます。
おフランス国有鉄道SNCFに初乗車!
着いた。うん確かに田舎。
ホテルの周りは飲食店がポツポツと散在しているのみ。
夜9時前ですが人はほとんど歩いていません。
よく分からず飛び込んだレストランはモロッコ料理の店でした。
モロッコは第2次世界大戦後に独立するまでおフランスに支配されていたアフリカ大陸北岸の国ですね。
お腹の調子も戻って来たのでおフランス田舎料理を食べたかったのですが。
ところでこんな田舎に何しに来たのかって?
それは次回お話します。
明日の遠足に備えてホテルに帰って就寝です。
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