ベネッセアートサイト直島のち高松~現代アートの聖地・直島の旅③

日本紀行
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うどんの食1つ取っても深遠であるからにして、魅力溢れる土地に違いない。

そんな期待に胸膨らませ行ってきましたうどん県。(旧香川県

新幹線~在来線~フェリーと乗り継いで東京から約6時間の長旅の末に辿り着きます。

誰が名付けた「現代アートの聖地
ここは直島瀬戸内海に浮かぶ美しき島。

2021年8月
行く先々ドン曇りか雨のポンコツ夫婦にしては珍しく、快晴に恵まれた2日間の旅をルックバック。

ビックリSANAA・ドッキリANDO

直島2日目のお昼前。

島の南端ベネッセハウスをチェックアウトして巡回バスで島の西端宮浦港へ。

訪れたいアート作品や建物は島の東端直島港付近に点在しますんで、その間約2.5kmをレンタサイクルで往復することにします。

ほぼ平坦な一本道を軽快に駆け抜け直島港へ。

こりゃビックリ、ご立派な腫瘍で・・・と思いきや、現代建築の雌雄SANAA設計の直島港ターミナル

待合室・駐輪所・トイレを内包する腫瘍、ぢゃなくてFRP(繊維強化プラスチック)製の殻。

SANAA節炸裂の海の駅とは作風が異なります。

昼はキモいが夜は行燈のように輝くのでしょう。
知らんけど。

すぐ近くのANDO MUSEUMへ。美術館?

シラこいのぅワレぇ。
巨匠安藤忠雄先生のANDOに決まっとるやろが。

入ってドッキリ、教会ではあ~りませんか

ウソです。どうもすいません

安藤さん初期の傑作光の教会の精巧な縮小模型。

騙された方は別記事「光の教会|安藤忠雄の信念に応えた関係者団結の賜物~建築徘徊20」を読んでね。

小ぢんまりした建物は木造古民家にコンクリート躯体を強引にブチ込んだ安藤節炸裂の案件。


そんな安藤氏の光と影の魔術にまんまと安藤感動。

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怒涛の家プロジェクト巡り

家プロジェクトとは空き家などを改修した作品群。

7つありますが全部回れるかしら?
とにもかくにもレッツラゴー!

碁会所

1つ目

碁盤と碁石の代わりに畳と椿ってことですかね。
知らんけど。


角屋

次、2つ目

125個のLEDデジタルカウンターが1から9の数字をランダム表示。う~ん分からん。

石橋

3つ!

叩いて渡るやつ? 違います。元は石橋さん家。

ここには千住博さんの大作「ザ・フォールズ」が。

よろしければ別記事「軽井沢千住博美術館|西沢立衛設計の境界消失建物~建築徘徊16」もどうぞ。

はいしゃ

4つ目はできればお世話になりたくない歯医者さん。

暑さにヘバッた状態で大竹伸朗さんのシュールな世界に放り込まれ、私はどこ?ココは誰?状態に。


ニューヨークに行きたいかーっ!?

わかるかなぁ、わかんねぇだろうなぁ

護王神社

気分は川端康成5つ目、地下の長いトンネルを抜けるとそこは神社であった。

杉本博司さん渾身の作は炎天下のアート巡りでホッと一息つける癒しの場であった。



南寺

安藤さん再登場の6つ目

コンクリート封印、珍しく木造の寺を新築です。

堂内は「光と影の魔術」どころか真っ暗闇。

次第に目が慣れてくると、ジェームズ・タレルさんの作品”Backside of the Moon”が見えてくるしくみ。

人間の適応能力って凄いと改めて実感できます。

Pink Floydの名盤”The Dark Side of the Moon“を微かな音量でBGMに使えば尚よろしと思います。

たった3分でリックドムを9機堕としたアムロには敵わないものの、3時間かからず6か所制覇。

残る1つきんざは完全予約制なんで見逃してやらぁ。

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直島に別れを告げて高松へ

体力の限界・・・気力も無くなり、地元のお子ちゃんとお化けに見送られて宮浦港に戻ります。

フェリーに乗って高松へ。

翌朝に瀬戸大橋を渡って大阪の実家に向かいます。

宿泊先は1999年に将棋タイトル戦「第二十四期 棋王戦 第一局」の舞台に選ばれた名門ホテル。

小学1年生のときに将来の大スター押尾くんと仲良しこよしだった私はテンション爆上がり。

アート疲れがちょっとだけ吹き飛びました。



翌日は朝から台風の影響で交通機関が全滅。

レインボーブリッジ封鎖でき瀬戸大橋渡れません。

高松で途方に暮れる我々ポンコツ夫婦はいつ再開するとも分からぬ電車を待つのみ。

腹が減ったので「せや!うどん県におるんやしうどん食べよ」と暴風雨の中を街に繰り出します。

しかしこりゃ遠出は無理。

やむなく駅近の何の変哲もなさげなチェーン店へ。

ところがどっこい、これが足止めを喰らって消沈する我々の心に沁み入る美味しさ。

さすがうどん県! おみそれしやした。

現代アートの聖地・直島の旅【完】

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