死ぬまでに47都道府県を全て訪れる野望を果たしたいと思っています。
もちろん自らの意思による旅に限り、子どもの頃の家族旅行はノーカン(死語)。
2025年GW
残る7県ほどの1つ本州最西端の山口県へ。
幕末から明治維新そして近年に至るまで、数多の傑物を輩出した背景にはどんな秘密があるのか興味は尽きません。
隣県にも寄り道しつつの5日間を振り返ります。
関門海峡、関門トンネル人道、源平合戦、英米仏蘭、下関戦争、フグ、レトロ建築、宮本武蔵、佐々木小次郎
関門海峡を歩いて横断
門司から下関に戻るには関門海峡を渡らねばなりません。数ある手段から関門トンネル人道を選択。
歩いて渡ります。
水面下60mのトンネル入口から本州に向けて出発。
ほどなくして県境に到着しますが特に感慨はなし。ふ~ん。


はいゴール。
何のトラブルもなく下関に帰還。(当たり前か・・・)
天井から海水がダダ漏れしているとか、前方から人が悲鳴を上げながら走ってくるとか、何らかのアトラクションに期待した私が間違いでした。



久々に褒められました😁
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血なまぐさい決闘の地
地上に出ると辺りは不穏な空気に覆われています。
古戦場跡
どうやら武士のタイマン勝負に出くわした模様。
1185年の壇ノ浦の戦いにおける源義経と平知盛の雄姿を再現した像がお出迎え。


義経さんはどうやらお得意の八艘飛びを披露しているご様子。「逃げるが勝ち」ってね。
一方の知盛さんったら船の碇を義経さんに投げつけようとしているのか?
こんな大きくて重たい碇、投げるの無理やろ。ていうかその前に船が沈むやろ。
ご名答! 平家の負けを悟った友盛さんが碇を担いで入水自殺するシーンだそうです。
享年34歳。合掌。
砲台跡
すぐそばでは古びた大砲群が関門海峡に向かって睨みを利かせています。
壇ノ浦の戦いから700年、幕末の長州藩は武闘派で鳴らしているらしい。
鬼畜欧米4か国を相手に単身ケンカをふっ掛ける!
レインボーブリッジ関門海峡を封鎖して、米・仏・蘭の艦船を無通告で砲撃!


ホルムズ海峡封鎖やるやる詐欺のイランも真っ青。
あ、いや、封鎖されたら困るんですけどね。
当然ボコられるも、砲台修復&対岸小倉藩領の一部を占領😲して砲台を築き、海峡封鎖を続行!
事態はますますエスカレート、♬戦争・侵略大好き♬な英が米・仏・蘭を誘って長州をタコ殴りに!
この争いを馬関戦争と呼ぶそうです。
惣流・アスカ・ラングレーさんに「あんたバカん!?」と怒鳴られそう。
この結果、徹底的に無力化された長州藩はその後、欧米の近代軍事技術を必死のパッチで修得。
溜まりに溜まったウップンを江戸幕府に向けて爆発させて明治維新を完遂!
いやはや僅か150~160年前、江戸/東京から遥か遠く長州/山口の地でスゴいことが起きていました。
今も山口県のみなさんの体内には荒ぶる魂がご健在でしょうか。
ぜひ残念極まりない政治屋のせいで衰退途上国に落ちぶれてしまった日本を山口から復興してほしい。
呼んだ?

呼んでねえよ!(怒)
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愛しき山口県との別れ
関門エリア一周旅の起点、唐戸に戻ってきました。
時刻はお昼2時前、お腹が空きました。
フグ・フグ・フグ
さすが下関、至る所でフグが色目を使ってきます。




あれれ!? アンコウが紛れ込んどる・・・
フグは昨夜堪能したので、別のものを食べたいと向かった唐戸市場で驚きの光景に遭遇。
新鮮なネタを載せた寿司が驚愕の半値であちこちの店頭に並んでいます。
目移りし過ぎて選べず、これ食べきれるんかいな?というほど大量の握りをレジへ。安っ!
会計を聞いて思わず「にいちゃん計算間違ってない?」と口走ってしまいました。いやこれホント。
控えめに言って最高やな下関。ここに住みたい。


保護・保護・保護
下関には明治から大正にかけて建てられた多くの建築が大切に残され、一般に公開されています。
良質のものを長く大切に使い続ける。
サステナブルだの3RだのMOTTAINAIだのと海外からお説教される謂れはありません。
古来より日本人が当然のように実践してきたこと。
丹精込めて作られた建築を黙々と淡々と守り続ける下関の方々に最大限の敬意を表します。
紙幅の関係で1つだけご紹介。秋田商会ビル。




明治の終わりに建てられた国内最初期の鉄筋コンクリート造事務所建築だそうです。
外観と1階はいかにもな洋風なのに対し、2階から上は外周部が洋風、内側が純和風の書院造。
日本の暮らしに西洋文化を取り入れていく過渡期の試行錯誤が垣間見えて、なんとも微笑ましい。
決闘・決闘・決闘
🐎🦌と煙と建築マニアは高いところが好き。
旅の最後にオーヴィジョン海峡ゆめタワー登頂。


本日見て回った下関・門司のレトロ建築群とは一線を画すコンクリート・鉄・ガラスの典型的な現代建築。
地上143mの展望台から見下ろす関門海峡の美しい景色は格別です。
世紀を超えて幾度も激しい戦いの舞台となった血塗られた海峡も、高所から眺める限り平和そのもの。
これぞ高みの見物!?


おや、あれに見えるは巌流島ではないか。
宮本武蔵と佐々木小次郎が江戸時代初期にタイマン勝負を繰り広げた決闘の地。
やはり長州は血なまぐさい話に事欠きませんねぇ。
敗れた小次郎さん享年不明。18歳とも78歳とも。
若者? ジジイ? あまりに極端。ともかく合掌。
再び越境、福岡は小倉駅から新幹線で帰京します。
信念に忠実に生き、立ち塞がる者とは真っ向勝負。
例え相手が圧倒的な強者でも、誇りをもって挑む。
僅か5日間の旅でしたが、至る所で本来の日本人が持つ気高い精神に触れた気がします。
山口旅の動機は「幕末から明治維新そして近年に至るまで、数多の傑物を輩出した背景にはどんな秘密があるのか」探ることでした。
その答えはことばで上手く表現できませんが、感じることはできたように思います。
そんな掛け値なしに素晴らしい旅でした。
明治維新の立役者・長州山口県の旅【完】
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