日本人の移住先としてこの20年近く人気No.1を誇る国マレーシア。
なぜなんだ。どうしてなんだ。
その魅力を探る旅に出発したのは今を遡ること10年前の2015年2月。
我々ポンコツ夫婦、当時高校生の息子を道連れにマレーシア訪問。
9日間の旅をタイムマシ~ン!
プレイバック・マレーシア
夜遅いフライトでペナンからクアラルンプールに移動、深夜便で日本に帰るだけの最終日。
ホテルのプールサイドで寛ぎながら今回の旅を振り返ります。
KL市街
KL(Kuala Lumpur)は南国の豊かな緑の中に忽然と姿を現した大都会の様相。
先鋭の超高層ビル群と伝統の宗教・文化施設が見事に融合しています。
先鋭を象徴するのがペトロナス・ツインタワー(ズ)。
超高層ビルはとかく凡庸なデザインになりがちですが、この子は個性爆発!
イスラム文様を取り入れた複雑な陰影、未来感溢れるステンレスの外装、空中ブリッジの興奮体験、と鮮烈な印象を残してくれました。
一方の伝統はイスラムモスクとヒンドゥー寺院。
歩いてすぐの距離で共存し、互いに個性を競い合うような関係が素敵。
まぁ日本だってお寺と神社と教会が仲よく共存してるんですけどね。
マラッカ
ヨーロッパのかつての大国に統治された痛恨の?過去を明るく振り返る歴史都市。
本心は分かりませんが、少なくとも表面上はウジ2クヨ2とは無縁に見えます。
当然ながら建物はキリスト教文化を色濃く反映。
南国の明るい太陽の下でオレンジや白に輝く教会が鮮烈で爽やかな印象を残します。
KL郊外
KL中心部から清潔で洗練された電車でアクセス抜群な郊外の街。
ヒンドゥー教聖地の洞窟は強烈なインパクト、イスラム教聖地のモスクはため息の出る美しさ、と鮮烈な印象を受けました。
片や極彩色、片や清楚な白と青、と対極の色使い。
どちらの宗教にも馴染みのない私ですが、とても興味深く見学させて頂きました。
ジョージタウン
マレー文化にイギリス、中国、インド、果てはアルメニア?まで加わって異文化の宝石箱やぁ~!
そこら中に散りばめられたストリートアートと相まって見どころ満載の楽しい街。
大航海時代から現在に至るまでマラッカ海峡が海上交通の要衝であることがよ~く分かります。
バトゥ・フェリンギ
脳内旅行を終えてホテルのプールサイドに帰還。
ここペナン島北部のバトゥ・フェリンギは活気溢れる地元民が馴れ馴れしく近寄ってきては何かを売りつけようとする魅惑のリゾート笑
生真面目でシャイな♬割とよくあるタイプの♬日本人には不向きかもしれません。
でも大丈夫。
あなたが関西人(またはあのノリに耐えられる)ならね。
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かわいい子には旅をさせよ
いよいよ帰国します。
ペナン島の北端バトゥ・フェリンギから南端の空港まではタクシーで1時間ほど。
KLまでこれまた1時間ほどのフライト。
最後の最後に成田行きのフライトが4時間ほど遅延しましたが、こんなのトラブルのうちに入りません。
9日間の旅の間、お困りごととは一切無縁。
悪夢のおフランス旅行とは天と地の差。
日本人の移住先人気No.1も納得の心地よさでした。
さて10代特有の?アンニュイで不安げな雰囲気を漂わせていた息子さん。
すっかり自信を付けたのか、帰りの機内ではカメラに向かってドヤ顔を決めます。
「かわいい子には旅をさせよ」とは上手いこと言ったもんだ。(保護者同伴ですが)
あ、いやご心配なく。
大学入学を機に一人暮らしを始め、今や立派なアラサー釣りバカサラリーマン!
さて10年ぶりにマレーシア旅を振り返ってみて、私もかの地に移住したくなりました。
あ、アカンわ。
いつの間にやら日本に終の棲家を建てることに。
マレーシアぁ、生まれ変わったら一緒になろうね。
人気の移住先マレーシアの魅力を探る旅【完】
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