米軍に勝利したベトナムの強さを探る旅③ フエで幻覚に襲われる

海外の旅
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あなたはベトナムと聞いて真っ先に何を思い浮かべますか?

フォーバインミーなどのグルメたち?
素敵な民族衣装アオザイや笠ノンラー
古都ホイアンフエなどの世界遺産群?

私は多感な中学・高校生の頃に夢中になったベトナム戦争映画です。

あの世界最強の米軍(アメリカ軍)をも打ち負かした強さの秘密を探るため、妻とともにベトナムに潜入します。

2017年夏
ベトナム6日間の旅をプレイバック。

あわや間接キッスの危機一髪

ベトナム3日目。
南部ホーチミンから中部の古都フエに空路移動します。

利用するのはVietjet AirなるLCC(格安航空会社)。

これが予想外の大ヒット。
何がってCAさんの制服がカワよいのなんの!

ベトナムナショナルカラーの赤いポロシャツに赤いパンプス、ベージュのチェック柄ショートパンツに舟形帽、そしてトドメは首元のリボン。

なるほどその筋の方々(どの筋や?)に大人気なのも頷けます。

そんなこんなであっという間にフエに到着。
ホテルに荷物を預けてランチにベトナム名物フォーを食べに出かけます。

と、たまたま入った場末のレストラン(失礼!)で衝撃の光景を目にします。

てにをはさんの証言。

てにをは

店のおばちゃんがな、前の客が飲み残したコップのお茶をグイッと飲み干してな、ほんでそのコップにお茶を入れて俺に差し出してん!

無理ぃ~。コップ洗ってよぉ~。

さすがにお茶には手を付けず、冷蔵庫から自分で取って来た缶ビールをそのまま飲むことにします。

フォーのドンブリはきちんと洗われていると信じるしかありません。
信じる者は救われるのか?

本記事執筆に当たり7年ぶりに店をチェックしたらなんと閉業していました。
さもありなん。
【注】お腹は大丈夫でした。おフランスとは違うのだよ、おフランスとは!

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グエン朝王宮に残る深い傷跡

ホテルが無料で貸してくれた自転車にまたがり、すさまじい交通量を誇る道路をすり抜けすり抜け命がけで漕ぐこと15分。

フエが古都たる由縁グエン朝王宮にやって来ましたよ。

19世紀初頭から第2次大戦終結までベトナム最後の王朝として栄えたグエン朝

その王宮は南北604m、東西620mの城壁に囲まれた広大な敷地を有し、宮廷文化を今に伝える建築が数多く残っています。 



東南アジア独特の繊細な装飾が施された建物群はどれも見ごたえ抜群。

猛烈な暑さと湿気に意識朦朧となりながら、広い広い王宮内をさ迷います。

あれれ? 幻覚かしら?
丸大ハンバーグのCM「大きくなれよぉ~」の巨人が(人間サイズに縮まって)眼前に現れました

これはヤバい。
水分を摂らねば命に関わる危険を感じ、甘くて冷たいベトナムコーヒーで休憩。

なんとか生き延びて王宮を後にします。

すぐとなりの敷地にはベトナム戦争で使われた兵器がズラッと展示してあります。



なんでも米軍の容赦ない爆撃のため、王宮は廃墟と化してしまったそうです。
そりゃぁこんな近代兵器群で攻撃されたら王宮なんてひとたまりもないですわな。

建物群は修復が進んで往時の姿を取り戻しつつあるようで、コツコツと根気よく修復に励むベトナムのみなさんには頭の下がる思いです。

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夜のフエは幻想的な雰囲気に

夜が更けたフエの街は昼間とは異なる顔を見せます。

ホーチミンのような喧騒がなく静かで落ち着いた幻想的な雰囲気。


アールヌーボーの装飾が施された素敵なレストランで夕食を頂きます。


意外なことにベトナムの白ワイン、安くて美味でした。

19世紀後半のおフランス統治開始とともにブドウ栽培やワイン製造技術が持ち込まれ、長い年月の間に改良されてきたとのこと。

すっかり満足してホテルに帰る途中、またもや幻覚が現れます。

なんとベトナムにマイケル・ジャクソン出現!

な~んてね。
さすがにウダる暑さの昼間と違ってすっかり生気を取り戻した私、コヤツがベタな大道芸人であることくらい分かります。

意地でも銅像(金像?)のフリを続けるマイケルと戯れつつフエの夜は更けていくのでありました。

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