半年後にコロナが世界を席巻することになるとは露知らずの2019年夏、妻とおフランス縦断旅行に出かけました。
パリ~バーゼル(スイス)~リヨン~プロヴァンス~マルセイユ。
これは、油断も隙もありまくりのポンコツ夫婦が苦難の旅の果てに無事に祖国・日本に帰りつくまでの物語であ~る。
(ぷろじぇくと〇ーっくす)
緊張のワイナリー体験
おフランス9日目。
朝8時リヨン発のTGVに乗りマルセイユに向かいます。
ホテルに荷物を預けて今度はバスに乗り、ポール・セザンヌの出身地エクサン・プロヴァンスの街へ。
セザンヌって誰や。
フランスの印象派またはポスト印象派の画家ですね。
しかし今回は彼に会いに来た訳ではありません。
(ぼったくらない)タクシーに乗って20分余り、15kmほど離れたル・ピュイ=サント=レパラード(舌噛みそう)なる地方のワイナリーに向かいます。
ただし目的はワインではありません。
建築見学です。
ワイナリーで建築見学ってドユコト?
はい、気になる方は別記事「建築徘徊14 シャトー・ラ・コスト|有名建築家の競演・ワイナリー編」をどうぞ。
とはいえせっかくおフランスのワイナリーに来たのですから、ついでにワインの試飲とシャレこんでみましょう。
という訳でそれはそれはオサレな試飲カウンターへ。
スタッフもお客さんもそれはそれは上品な西欧系の「選ばれし人たち」ばかり。
日本人はおろかアジア系は私たち夫婦だけ。
な~んか気後れするというか、見下されてるような気がするというか・・・
きっとおフランスでさんざん試飲試練を味わって被害妄想&疑心暗鬼になってるだけだとは思うのですが。
スタッフに感想なんぞ訊かれでも、もともとよく分からんワインの味が緊張の中で分かるはずもなく気まずくなってそそくさと退散。
お土産コーナーで日本が誇る世界の巨匠建築家安藤忠雄さんの豪華写真集を購入。
レジのオサレお姉さんに頼んで(ぼったくらない)タクシーを呼んでもらいます。
待つこと20分。
ベンツのタクシーがやってきて一抹の不安を覚えますが、エクサン・プロヴァンスの中心街に戻ります。
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エクサン・プロヴァンス散策
タクシーにぼったくられることなく無事に街の中心に帰還。
街なかを散策といきましょう。
サン・ソーヴール大聖堂なる建物を見学。
すごいですねぇ、荘厳ですねぇ、さすが南仏プロヴァンスですねぇ。
(よく知らんけど)
なぜか街なかの写真がここしか残っていません。
たぶん気後れと緊張で疲れて写真を撮る余裕も失われてしまったのかと。
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ブラッスリーでリラックス
気後れと緊張でヘトヘト、お腹が空きました。
たまたま目についたお店に飛び込みます。
ここは「ブラッスリー」という種類のお店らしいです。
【豆知識】ブラッスリー(Wikipediaより)
おフランスにおける飲食店の業態・種別
飲食店としての格付けは曖昧で庶民的なビストロよりもさらに手軽な店
庶民の私たちにピッタリ。
庶民的なワインと庶民的な食事を堪能します。
ようやくリラックスして周りを見渡します。
どうです、このオサレな雰囲気!
大ジョッキや焼き鳥や酔っぱらったオッサン連中が見当たりません!
庶民的といってもおフランスと日本ではどうやら意味が異なるようです。
お腹も満たされ、再びバスに乗ってマルセイユに戻ります。
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