半年後にコロナが世界を席巻することになるとは露知らずの2019年夏、妻とおフランス縦断旅行に出かけました。
パリ~バーゼル(スイス)~リヨン~プロヴァンス~マルセイユ。
これは、油断も隙もありまくりのポンコツ夫婦が苦難の旅の果てに無事に祖国・日本に帰りつくまでの物語であ~る。
(ぷろじぇくと〇ーっくす)
リヨンの郊外に遠足
おフランス8日目。
午前中はリヨン郊外に出かけます。
電車に乗って1時間足らず、ラルブレル (L’Arbresle) なる田舎町に到着。
タクシーなんぞ見当たりませんし、見つけたとしてもどうせぼったくり運転手でしょうから、トボトボ歩いて目的地に向かいます。
ちなみに私が肩から掛けているのはパリ到着の3時間後におフランスリ野郎に全財産をスラれた愛すべきポンコツバッグです。
あかん、歩いていたらおフランスの嫌な思い出が走馬灯のように次から次へと脳裏をよぎるわ。
緩やかな丘陵地を登っていくこと約40分、ようやく目的地に到着。
妖怪ぬりかべ。
違います。コンクリートの壁です。
こんな辺鄙なところまでわざわざ何しに来たんかって?
ご関心ありましたら「建築徘徊07 ラ・トゥーレット修道院~ル・コルビュジエ、無骨な箱」をご一読くださいませ。
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リヨンの街なかを散策
リヨン市街に戻ってきました。
ソーヌ川にローヌ川ですってよ。
なんやら漫才コンビみたいな名前ですな。
あかん、歩いていたらおフランスに対する憧れがますます高まってくるわ。
街を散策します。
歴史を感じる重厚な街並みと、壁面にフェイクで窓が書かれた妖怪ぬりかべ建物が共存。
やはりおフランスには一筋縄ではいかない手強さを感じます。
せっかくならフェイクではなく、本物のご立派な建物を堪能させてもらいましょうか。
こちらサンジャン大教会ですってよ。
こっちはノートルダム大聖堂。
ほんでもって円形劇場。
ローマ時代から残る遺跡ですってさ。
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リヨンのブションで夕食
歩き疲れてヘトヘト、お腹が空きました。
なんでも聞くところによると、ここは美食の街だそう。
見せてもらおうか、食通をも唸らすリヨン料理の性能とやらを。
【豆知識】ブション
リヨンの郷土料理を提供するビストロ(大衆食堂)
どうです、美しいですか?
見た目は茶色と黄色ばっかりですが、まあ確かにお味はよいかな。
それより何よりもうね、写真ではイマイチ伝わらないのですが量がハンパないのですよ。
小柄な日本人のポンコツ夫婦にはキツい。
私の脳みそにリヨンは「美食の街」ではなく「食い倒れの街」と記憶されました。
リヨンは大阪と相性がよいんやな。
おフランスと日本の第2の都市どうし、意外と姉妹都市だったりして。
調べてみたらいろいろ間違ってました。
おフランス第2の都市リヨンの姉妹都市は日本第2の都市横浜。
あれ?日本第2の都市って大阪ぢゃないの? いつの間に抜かれたんや?
1978年だそうです。40年以上前。
悔しいがいい加減に現実を認めようか、私。
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