半年後にコロナが世界を席巻することになるとは露知らずの2019年夏、妻とおフランス縦断旅行に出かけました。
パリ~バーゼル(スイス)~リヨン~プロヴァンス~マルセイユ。
これは、油断も隙もありまくりのポンコツ夫婦が苦難の旅の果てに無事に祖国・日本に帰りつくまでの物語であ~る。
(ぷろじぇくと〇ーっくす)
バイエラー財団アートギャラリー
おフランスに来て6日目の午後、おとなりスイス・バーゼルにやってきました。
ここを拠点に現代建築をいくつか見て回ります。
本日の目的地はバイエラー財団アートギャラリー。
世界的に有名な建築家レンゾ・ピアノさんが設計を担当しました。
ピアノさんの話は別カテゴリー建築徘徊で少し触れていますので、ご関心のある方はどうぞお立ち寄りください。
バーゼルの駅前から路面電車に乗ること20分あまり。
自然豊かな郊外にのんびりと佇む素敵な美術館に到着です。
なんとラッキーにもこの日は何かのイベントが開催されていて入館無料でした。
スイスは(おフランスとは違って)観光客にやさしいですなぁ。(個人の感想です。)
この美術館で驚いたことは、人びととアートの距離感。
展示室のあちらこちらで小さな子どもたちがアートに触れたり、自らお絵描きしたり、と自由気ままに楽しんでいます。
こうやって小さな頃から身近に芸術を感じる生き方ってなんとも羨ましいものです。
本当の豊かさというのはこういうところにあるのでしょうね。
悪魔?も思わずヨダレを垂らすほどの恵まれた暮らしです。
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バーゼル市街
バーゼルの中心部に戻ってきて街を散策。
シェンゲン協定のおかげで、EU圏内は検問も何もなくフツーに国境を越えることができます。
おかげであまり意識していませんでしたが、ここはスイス、明らかにおフランスとは別の国であることが街の雰囲気から伝わってきます。
暖色系の温かみある建物、おだやかな人びと、自然の中に溶け込むような街並み。
ありえへん物価の高さがなければしばらく生活してみたいと感じる場所です。
ライン川のゆったりとした流れやバーゼル大聖堂なんぞを眺めながら、おフランスで傷ついた心身を癒します。
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スイスで両親と初対面!?
さあて夕食に美味しいスイス料理を頂くとしますか。
バーゼル大聖堂にほど近い雰囲気のよいレストランに飛び込み、メニューとにらめっこ。
スイスとくればチーズにポテトにビールかなぁ、どれがローカルフードなんかなぁと思案していると、となりのテーブルから声が掛かります。
腕に入れ墨ビッシリのイカツイおじさんと極道の奥様。
怖いよぉ。
ところが見かけに反して?このお二人がとっても親切に私たちの疑問に答えてくれます。
お勧めに従って注文した料理をご覧ください。
どれも美味い!
すっかり仲良くなった私たち、最後には「スイスのお父さんお母さん」とまで呼ぶように(笑)
最後にもう一度言いますね。
スイスは(おフランスとは違って)観光客にやさしいですなぁ。(個人の感想です。)
あ、ホテルの近所で買った缶ビールのデザインが可愛かったので記念にパシャリ。
バーゼルで最も歴史あるクラフトビールだそうです。
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