やさしい先輩たち
養子に来て10日が過ぎ、新環境にも慣れてきた。
普段はケージ内の便器に座って退屈しのぎをしているのだが、1日のうち数回は外で自由に遊ぶ時間がもらえるようになっている。

ここでなのの遊び相手になってくれるこの家の先輩たちを紹介しよう。


左からつぶらな瞳のかめたん、おたま、ぶらん。
そして強面コンビのねっこんとりっすん。
かめたんが一番の古株でおたまが新参者。
父上の一番のお気に入りぶらんは北の大地から飛行機で連れて来られたそうだ。
彼らはみなとてもやさしくて、なのが噛みつこうが引っ搔こうが全く怒ったり仕返ししたりしない。
その証拠をお見せしよう。
強面りっすんの股間を猛攻撃してもお咎めなし。

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初めての病院体験
新居での暮らしがちょうど2週間を迎えた週末。
朝から両親が妙にソワソワと挙動不審である。
嫌な予感がする。
I have a bad feeling about this.
そうこうするうちに父上がなのを抱きかかえて玄関から家の外に出た。
生家を離れて以来だろうか。
久々の屋外は気持ちヨいな。
空気がなんとも清々しい。

父上はそのままソロソロと歩いてどこかに向かう。
母上が横に寄り添ってしきりになのに話しかける。
たどり着いたのは動物病院。なのは元気なのだが?
両親に代わるがわる抱っこされて待つこと30分。
その間おとなしく周囲を観察していると、同じような家族が代わるがわる現れては去っていく。
初めて猫を間近で見たのだが、フサフサの白い毛と丸くて大きな目がかわヨいな。
さて、ようやく父上の名前が呼ばれて医者と看護師が待機する診察室に連れて行かれた。
大きな診察台の上に乗せられた時は何をされるのかと怖くて四肢が震えたが、すぐに看護師が優しく抱き上げてくれて難を逃れた。
体重測定だったようで後に2.6kgだと教えられた。
女子の体重は特定秘密保護法の対象外なのだろう。
医者の先生が父上に話す内容は難しくて分からないが、はっきり聞こえたのはワクチンということば。
生後1ヶ月で背中に打たれた覚えがあるぞ。
再び診察台の上に乗せられた。いざ覚悟!
・・・あれ、終わり? なんだ大したことないや。
0⇒1と1⇒2では随分と感覚が違うものだな。
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屋根付き一戸建て
おとなしくワクチン接種を終えたなのに感激した両親が新しい家を買ってくれた。
トイレで寝るなのを見かねての計らいのようだ。


せっかくなのでしばらく家に籠ってみたものの、どうしても違和感を拭うことができない。
よくよく考えてみると、この家はケージの中に設置されているではないか。
言わば狭い庭から出ることのできない一戸建て。
推理小説やホラーゲームにありがちな設定である。
こんなこども騙しに引っかかるなのではない。
ここは抗議の意思を示すため屋外睡眠ストを決行!


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