半年後にコロナが世界を席巻することになるとは露知らずの2019年夏、妻とおフランス縦断旅行に出かけました。
パリ~バーゼル(スイス)~リヨン~プロヴァンス~マルセイユ。
これは、油断も隙もありまくりのポンコツ夫婦が苦難の旅の果てに無事に祖国・日本に帰りつくまでの物語であ~る。
(ぷろじぇくと〇ーっくす)
スープカレーとの格闘
モンマルトルに近い場所にあるカジュアルなおフランス料理のお店。
どれも美味しそうなので適当にいくつかの料理とワインを注文して待ちます。
キューキュルキュルキュル。
お腹にいや~な感触。
「おフランスに着いてから怒涛の2日間やったし疲れてるんかな。」
急ぎトイレに駆け込みます。
シャーっ!と出現したのはスープカレーと見紛うようなサラサラとした液状のお方。
「なんじゃぁこれはっ!」お下劣ですみません。
なんでや?何か変なもの食べたっけ?
気を取り直して美味しい食事とワインを頂きます。
キューキュルキュルキュル。アカん、急ぎトイレに駆け込みます。
はいスープカレー出現。
2時間のお食事中、3~4度ほど繰り返したでしょうか。
みるみると頬がこけて?ゲッソリやつれた姿でホテルに戻ります。
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犯人はあのときのあいつ!
狭い狭っまいホテルのベッドにへたり込み、原因を考えます。
すぐ目の前のテーブル上にはカラフェに入った水。
「こいつかっ!」
財布をスラれ警察に駆け込みヘトヘトになってホテルに帰りつきウッカリ飲んだ、何なら「お! 気が利くやん」と感謝しながら飲んだ、こいつかっ!
しかし、いくらヨーロッパは硬水とはいえここまで劇症に陥るでしょうか?
カルシウムとマグネシウムタップリのミネラルウォーターやで?
たぶん単なる水道水でしょうがそれにしては症状が激しい。まさか水道水ぢゃない?何の水?
いつもは用意周到、冷静沈着な私をここまで窮地に追いやるとは。
恐るべしおフランス、みんなグルになってここまで手の込んだ嫌がらせするか、と疑心暗鬼に陥ります。
そうこうするうちに、妻にも異変が。
その夜は二人して交互にトイレに駆け込み、ろくに寝られない悪夢のような夜を過ごすことに。
(寝られないのに夢を見るとはこれ如何に。)
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