ことばは生き物、変化していくのが当たり前。
確かにそうかもしれません。
然して!
生まれることばあれば死んでいくことばあり。
使うのは恥ずかしいけど愛着を捨てきれない。
そんな憎めない死語を墓場から掘り返す企画、名付けて「死語硬直を解き放て」
レトロブームの昨今、ワンチャン復活あり!?
昭和おじさん、ビジネス用語、精神論、根性論、楽観論、掛け声、シャア、ヨーダ
えいや【名詞、感動詞】
誕生から死に至るまで
今やすっかりヤサグレたプータローの私にも初々しい若手会社員の時代がありました。
新人研修を終えて初めて配属された部署の課長が見た目完全に好々爺。
随分と後に当時アラフィフだったと知ったときの衝撃ったら!衝撃ったら!
終戦前後生まれ世代が経験してきた苦労は並大抵ではないなぁと妙に感心しました。
ある日、その課長から直々のお達し。

てにをは君な、この部材の寸法をえいやで決めといてくれるか

はい分かりました
(?分かってない)
語感から想像するに精度よりも速度重視と解釈、深く考えずにテキトーにやっつけてみました。
怒られた記憶がないのでその解釈は間違ってなかったものと思われます。
さて、お題に取り上げといて何ですがえいやが死語がどうか自信がありません。
今も日本タコツボ企業内でどっこい生きてるかも。
プータローの私には知る由もなく、私の専属秘書で米国生まれ大阪育ちのチャコちゃんが潜入捜査。

「えいや」は死語と言ってええ?

完全な死語とは言いにくくて、やや死語寄りって感じやな
おっと今回は企画倒れか?
やむを得ぬ。本日は主旨を変更してえいやの死期をえいやで予測します。

まだ死んでない理由は?

10〜20代の若い世代はほぼ使わんけど、ビジネス界隈では今でも30〜50代の世代に使われとる

てぇことは30代が現役引退したら死ぬな
ズバリ21世紀半ばにご臨終と予測するで!

チャコちゃんもその予測に乗るわ
てな訳で、まだ生きてるけど勝手に伝記作成。
誕生
力仕事や武術、相撲や船の作業のように皆が息を合わせる現場での掛け声として出生。
時期は不明確ながら、13世紀の文献に既に登場しているようです。

青春
明治〜平成初期にかけて産業化とオフィスワークが広がるとともに、勢いで意思決定する時の比喩的なことばへと成長。
勢いが正義だったバブル期には会議室でも飲み会でも普通に飛び交い青春を謳歌します。

晩年
平成後期〜2020年代に老化が著しくなります。
● 若者は使わない
● SNSでほぼ見ない
● 使用は40代以上中心
となり、昭和の残滓のような存在として辛うじて余命をつなぐ状態に。

死去
この状況が続く限り、30代会社員の引退とともに21世紀半ばにご臨終を迎えることは間違いなさそう。
13世紀生まれゆえ享年800以上(予測値)。
驚くべき長寿です。ヨーダかよ。

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死語の世界からの復活
放置すれば死を免れないので延命措置を検討しますが、時代の流れを考えると正直厳しい。
えいやと相性がよい根性論・精神論・楽観論に対し、今や時代はコスパ・タイパ・ワークライフバランス・・・と効率第一。相性最悪です。
総理が「働いて働いて働いて働いて働いてまいります」と宣言しただけで炎上する世情に鑑みて、えいやの頭上から死兆星が消えることはなさそう。
ワンチャン「責任ある積極財政」が大成功して日本経済が息を吹き返せば、えいやも奇跡の若返りを果たせるかもネ。
ただし、バブル期のときのような国民総浮かれ乱痴気バカ騒ぎは二度とご免被ります。
あ、その頃には私は死んでるから関係ないや。
呼んだ?
滅相もない!お体ご自愛を💖
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