三十余年ぶりに一軒家に暮らすことに決めた私。
入念な調査の結果、騎士住宅(またの名を住む魔法瓶)とすることに。
人生の終着点となる土地は見つかり、終の棲家を任せる工務店も決定。
なんだかんだで約1年を要した設計を終え、いよいよ建設工事です。
住宅建設、土台敷き、上棟、棟上げ、大工、職人、高所作業、ご安全に、造作工事
土台敷き
2025年7月5日
「本当の大災難」を免れてドッコイ生きてます。
てな訳で建設現場の視察へ。
土台を施工中。ドダイYSではありません。
2025.07.05 土台敷き
土台は基礎の上に設置される木の角材。
柱・梁・壁などの構造材の荷重を支え、基礎に伝える役割を果たします。
言わば「縁の下の力持ち」でしょうか。
そんな大事な箇所が木造で大丈夫なの?
はい。木は性能のばらつきが大きいように思えますが、日本農林規格(JAS)に則って品位・成分・性能等はそれなりに安定しています。
2025.07.05 土台の角材と接合部
土台どうしは取付金物でガッチリ接合。
柱や筋交は各所に埋め込まれた金物や待機するシングルCDによって土台や基礎に緊結されます。
土台敷き完了。
4日後の上棟を控えてブルーシートで養生します。
2025.07.05 土台養生
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上棟/棟上げ
2025年7月9日、上棟の日。棟上げとも。
柱・梁・壁などを組み上げて家の骨格を形成します。
私、知りませんでした。この大掛かりな作業をたった1日でやり遂げてしまうことを。
てな訳で11名もの大工さん大集合!
地獄のような暑さ、否、熱さの中で命懸けの作業に従事してくださいます。感謝!
私が現地に到着したのは午後3時の休憩時。
2025.07.09 上棟
既にほぼ家の形に組み上がっています。仕事早っ!
ささやかな差し入れに缶ビール持参、「どうぞ!私なら飲みます」と勧めましたが誰も口を付けず。
その理由はこの後で思い知ることに。
休憩時間中に建物内を覗かせてもらいます。
自分が深く設計に関与した建物が現実に形になりつつある様子に感慨無量。ウルウル🥹
2025.07.09 内観
さて、休憩を終えた大工さんたちが作業に復帰。
軽い身のこなしで仮設階段を駆け上がり屋上へ。
2025.07.09 最終仕上げ
あ、危ないよ・・・。
この酷暑の中で安全帯も付けずに高所作業・・・。
そりゃビール飲まんわな。
これ以上の深入りは避けますが、建設業における理想と現実、本音と建て前を垣間見た気がします。
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骨格から内臓へ
暑さにからっきしの私は早々に退散、逞しき大工さんたちに後を託します。(てか私は何もしてない)
夕方5時半、現場の責任者から連絡。
上棟完了。喧嘩上等ではありません。
2025.07.09 養生
1つの節目たる骨格が出来上がりました。
今後は造作工事、言わば内臓や皮膚の形成に移行。
9月下旬の完成に向けて残り2か月余り。
まだまだ地獄の酷暑が続くであろう中、職人さんたちが直面する苦難は察するに余りあります。
どうかご安全に!
それではみなさん、ご機嫌よう。
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