スローガン、キャッチコピー、モットー、標語・・・
それぞれの違いはともかく、名だたる日本企業の多くが何らかの標語類を掲げて宣伝しています。
これらを偏見や忖度なしに純粋に味わう企画、名付けて「日本企業 標語列伝」
第4位は日立製作所。
♬この木 何の木 気になる木ぃ(気になる木ぃ)♬
(2025年04月23日時点)
【注】決して悪意はありません。♬笑って許して♬
Inspire the Next
刷り込みとは恐ろしいもの。日立と聞くとパブロフの犬が如くこの歌と次の標語が頭に浮かびます。
Inspire the Next
さすがグローバル企業だけあって英語です。
先入観排除のため、まずはDeepLで日本語に翻訳。
【Inspire the Next】
次を鼓舞する
[代案]
次の世代を鼓舞する
次の世代にインスピレーションを与える
次へのインスピレーション
出たなカタカナ語。DeepLともあろうものが。
インスピレーションの語源は動詞 inspire の名詞形 inspiration と思われます。
【inspiration】
霊感、名案、鼓舞、激励、示唆、吸気
まさか霊感の意味ではないでしょうね・・・
日本語大好きだけどちょっぴり英語も気になる私。
“the Next“に違和感を覚えweblio英和辞典で調査。
【next】
【形容詞】次の、翌、隣の
【副詞】次に、隣に、接して、今度
やはり名詞としては使えない模様。
まあ標語なので文法より語感を重視するのはアリ。
さしずめ the Next (Generation) あたりかなぁ。
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日立の壁 東原敏昭 著(Amazonで購入)


勝手に標語案内
Inspire the Next = 次を鼓舞する
うん、分かりやすい。
本日はこれにて終了!
いやいや、それでは商売あがったり。
屁理屈コネコネします。
解釈:強い自負と責任感
あらら就活学生が面接で答える模範回答みたいになってしまいました。
絶賛終活中の私、いまさら大企業に勤めたい訳ではありません。
冒頭の宣言通り偏見や忖度なしに純粋に標語を解釈しただけのこと。
つまりこの標語は掛け値なしに素晴らしいと思う次第であります。
もうこれで十分な気もしますが、いちおう日立の言い分も聞いておきましょう。
自社解説
あながち私の解釈は間違っていないようです。
めでたしめでたし。
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ザ・ラストマン 日立グループのV字回復を導いた「やり抜く力」 川村隆 著(Amazonで購入)


勝手に企業所感
日立製作所の所感かぁ・・・
家電から原子力・社会インフラまであらゆる基幹産業を担う、日本どころか世界にとってなくてはならない超重要企業なんじゃないでしょうか。
日立が背負う使命の大きさと責任の重さたるや想像を絶します。
現在計画中の我が終の棲家、目下の課題は膨らんだコスト。
日立製IHクッキングヒーターのグレードダウンを検討中です。
HITACHIをひっくり返すとIH CAT IH。
社名に2度もご登場の主力製品をコストカット対象にするなんてどーも申し訳ございません。
背に腹は代えられニャア・・・
日立の売上高約9.7兆円からすると我がIHヒーターのグレードダウンによる損失は70ナノ%ほど。
気に病む必要はなさそうです。
さて、残念極まりない政治屋のせいで衰退途上国に落ちぶれてしまった日本。
日立の奮闘が一縷の望みと言えましょう。
意気消沈の祖国を鼓舞して夢を与えてください!
呼んだ?
呼んでねえよ!(怒)
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週刊東洋経済 2024年3/9号(シン・日立に学べ)(Amazonで購入)

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