スローガン、キャッチコピー、モットー、標語・・・
それぞれの違いはともかく、名だたる日本企業の多くが何らかの標語類を掲げて宣伝しています。
これらを偏見や忖度なしに純粋に味わう企画、名付けて「日本企業 標語列伝」
第2位(2025年04月21日時点)は1980年代初頭、中坊だった私に鮮烈な印象と圧倒的な憧れを植え付けたソニーグループ。
【注】決して悪意はありません。♬笑って許して♬
感動 KANDO
新企画の2回目にして頓挫しそうな勢いなのですが、近年ソニーは標語類を陽に謳っていないのかなぁ。
調べてもよく分からず。
この記事にあるこれかな?
感動 KANDO
さすが日本語大好きな私が憧れる企業だけあってスッキリ爽やかな日本語です。
しかも漢字が読めない御仁向けにご丁寧にアルファベットで読み方の指南付き。
先入観排除のため、まずはweblio国語辞典で意味を確認。
【感動】
ある物事に深い感銘を受けて強く心を動かされること
勝手に標語案内
シンプルにして雄弁。
私のソニー体験からして2万パーセント納得です。
今も鮮明に脳裏に焼き付くのは40年以上も前、近所の駅前広場での光景。
大学生っぽいおにーさんがヘッドフォンを耳に、鈍く光るメタリックな箱を手に、中1坊主の私の目の前を颯爽と横切ります。
あれが噂のウォークマン(2代目WM-2)か!
生で見たのはこれが初めて。
一目惚れとはこういうことを言うのね。
あ、おにーさんにじゃなくてウォークマンに。
居ても立ってもいられず近くの電気屋さんに駆け込み現物を手に取ります。
ズッシリ重みのあるメカメカした本体。
オレンジ色のスポンジが鮮やかなヘッドフォン。
中坊には手の出ない驚きの高価格。
感動。
その日から頭の中はこの子をどうやって手に入れるかで一杯いっぱい。
お小遣いを貯めに貯めても手は届かず、aiwa製のなんちゃってウォークマンで妥協した苦い思い出が蘇ります。(同じ経験した人を見つけて苦笑い)
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勝手に企業所感
そんな私にとって、ソニーの標語といえば
It’s a SONY
に他なりません。
1979年から使われ始めたようで、まさに私の思春期ど真ん中。
さすがグローバル企業だけあって英語です。
先入観排除のため、まずはDeepLで日本語に翻訳。
【It’s a SONY】
SONYだ
[代案]
それはSONYだ
SONYだ。
SONY製
問答無用の火の玉ストレート炸裂。
解釈:圧倒的矜持
公平を期すためにソニーの言い分も聞きます。
自社解説
なるほど~。
視覚と聴覚に同時に訴えて洗脳する作戦か。
まんまとその術中にはまって私が憧れに憧れたオーディオ製品も今やソニーグループの売り上げに占める割合は僅か20%ほど。
ソニーといえばPlay Stationや映画・音楽、果ては生保だの損保だのを思い浮かべるヤング(死語)世代が主流派の昨今。
しかし私にとってソニーは言わば初恋の人。
今も変わらずお慕い申しております。
♬Never As Good As The First Time♬
そういえば中坊の私が背伸びして聴いたSadeもソニー傘下だったような。(後に買収されるEpic)
さてさて、残念極まりない政治屋のせいで衰退途上国に落ちぶれてしまった日本。
ソニーの奮闘が一縷の望みと言えましょう。
世界中の人々が”It’s a SONY“と胸を張り、感動を共有できる稀有な存在。
祖国復興に向けて先頭を走り続けてください!
呼んだ?
呼んでねえよ!(怒)
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