2025年3月28日にミャンマー中部で発生したマグニチュード7.7の大地震。
犠牲になられた方々へのお悔やみと被害を被られた方々へのお見舞いを心より申し上げます。
本日は10年ほど前に仕事でミャンマーを2度にわたって訪れたよき思い出を振り返ります。
会う人会う人みなさん純粋で優しくて笑顔が絶えず素敵でした。
この記事が少しでも愛すべき国ミャンマーへの応援になればと願います。
まずは2014年7月、雨季真っただ中の5日間の旅。
エンジニアの熱いまなざし
第2の都市、中部マンダレーにいます。
観光を満喫したら次はお仕事ですよ。
ミャンマー・エンジニアリング協会を訪問。
意欲溢れるエンジニア(技術者)の集まりです。
そんなところに何しに行くんだって?
コウギですよ講義。抗議とちゃうで。
こう見えても私、いちおう建物の耐震技術については少しウルサくて専門は免震構造。
建物と地面の間に免震ゴムを挟んで建物がゆっくり揺れるようにすることで地震の衝撃を和らげる技術、といえば雰囲気伝わります?
最前列で協会長と豪胆な先輩YMGさんが睨みを利かせる中、真剣なまなざしの精鋭建築・土木エンジニア軍団数十名に向けて講義を始めます。
ミャンマーは国の中央を大きな断層が南北に縦断、定期的に大地震が発生してきた歴史があります。
心が痛み情報収集できていないのですが、今回の地震は当時のプレゼ資料👇にある通りザガイン断層(Sagaing Fault)が動いたのかもしれません。
“Still not broken”、つまり数十年以上おとなしいのでいつ地震が起きてもおかしくないと話しました。
あれから10年8か月後に実際に「起きた」訳ですが、こんなのただの戯言に過ぎません。
地震予知(死語)や地震予測はいつ・どこで・どんな規模で起きるか分からなければ意味がない。
正確な情報なしに危機を煽るだけの物言いは不安商法や炎上商法との誹りを受けても致し方あるまい。
さて、前向きに。
珍しく真剣な口調で真面目な話を終えて質疑に応えた後、最後に協会長から記念品を頂きます。
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No shading in the faces of Myanmar people, with thinking “If you see this article, please contact me.”
Sincerely wish you are safe…
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ラガー・スタウト・シラー
講義を終えて宿泊先のホテルに向かいます。
どうやって?軽トラタクシーの荷台に乗って。
日本ではできない楽しい経験の後、そのまんまな名前のホテル・マンダレーにチェックイン。
ヤンゴンに続いて清潔な部屋にまたまた安心。
さぁてお楽しみの夕食といきますか。
レトロな雰囲気のレストラン、どれも美味しそう!
この写真👇OSKさんを甲斐甲斐しく介護するSWZさんに見えなくもない家庭的な雰囲気。
ラガーも美味いがスタウト(黒)もイケるな。
もしやミャンマーったらビールレベル高し?
だが酒が足りんぞ。ホテルに戻ってバーでワイン。
ミャンマーでワインを作ってるとは意外ですが、どうやら21世紀に入る頃にドイツ人が始めた模様。
侵略統治じゃなくて平和な事業のようで安心。
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女学生さんの熱いまなざし
翌朝も引き続き仕事。当たり前か。
牛が農作業に勤しむのどかな田舎道を走ること30分ほどでマンダレー工科大学に到着。
そんなところに何しに行くんだって?
コウギですよ講義。抗議とちゃうで。
昭和の古きよき小学校のような校舎で私たち一行を待ち受けるのは数十名にも及ぶうら若き乙女たち(死語)と少しだけ男の子たち。
この子たちが瞳をキラキラ輝かせて私の話を真剣に聞くものだから、おじさん張り切っちゃう。
話す内容は昨日と変わりありませんが、熱のこもり方が3割増し。(当社比)
講義と質疑応答を終えて最後に記念撮影。
みんな本当に屈託のない晴れやかな笑顔です。
この前途洋々たる建築・土木エンジニアの卵たちは当時20歳前後。
2025年現在、お国の期待を背負った精鋭エンジニアとして活躍しているに違いありません。
マンダレーの地震被害はかなり深刻なようですが、どうか無事でいてほしいと祈るほかありません。
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