土地探し×工務店選び=注文住宅17 間取り変更を強要する市の小役人

終の棲家
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三十余年ぶりに一軒家に暮らすことに決めた私。

入念な調査の結果、騎士住宅(またの名を住む魔法瓶)とすることに。

そんな家を作ってくれそうな信頼できる工務店は見つかりました。

人生の終着点となる土地も見つかり売買契約済み。

次は間取りの決定から設計へと新たなステップに。

立ちはだかる法律の壁

売買契約した土地は「訳アリ物件」です。

中でも特にやっかいなのが建築基準法不適合

ポイントをハショると

ということで、前面道路に接する敷地を市に供出して道路にしました。

今はまだ砂利道ですが、家屋建築後にアスファルト舗装されます。


Before(古家解体前)vs After(整地後)

はい次、建築審査会とは何でしょう?

悪の組織ショッカーや秘密結社ゼーレみたいな?

審査委員の面々を市のホームページで確認。

  • 弁護士  男性 不動産関係
  • 税理士  男性 不動産関係
  • 客員教授 女性 都市計画・建築計画
  • 理事  男性 元・県の建築住宅部
  • 理事  男性 元・市の都市部長

みなさん肩書はご立派ですが、最新の建築基準法や設計実務に明るいとは思えません。

大丈夫なんでしょうか・・・

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建築審査会の実態暴露

建築審査会は年に4回だけ開かれます。

複数の議題をこなして1~2時間で終了。

1件当たり15~30分というところ。

複雑怪奇な建築基準法への適合性を果たしてこんな短時間で審査できるものなのでしょうか。

安心してください、ただのお墨付きですよ。

実務は全て市の建築指導課職員に丸投げ。

委員の役割は建築審査会当日に職員の説明を受けて神妙な顔つきで「うむ」と頷くだけ。

シャンシャン審査会ですね。(知らんけど)

問題は別のところに。
建築指導課っつうのが厄介なんですわ。


2024年12月初旬

間取り設計を終えた我が終の棲家、建築確認申請に提出する正式な設計図書ができあがりました。

工務店Y社の営業さんが設計図書一式を建築指導課に提出し、建築審査会での審査を申し込みます。


2024年12月中旬

建築指導課からY社に連絡が入ります。

「このままでは許可できないから設計変更したまえ」とのやんごとなきご指導

後述する指導内容を聞いた私は激おこぷんぷん丸

なぜなら越権行為だから。

審査すべきは敷地(百万歩譲って家屋)と前面道路との位置関係だけのはず。

それなのにあぁそれなのに、間取りにまで口出し。

きっと建築指導課担当者は真面目で善良な小心者。

30余年の会社員生活の中でこの手のポンコツをたくさん見てきたので容易に想像がつきます。

一生懸命に忠実に職務を遂行するのですが、臨機応変や融通とは無縁で杓子定規の対応に終始。

それが誰のためにもならず、誰も幸せにしない。

本人には悪気が一切ないどころか善行を成し遂げたとさえ思っているのでかえってタチが悪い。

案の定、Y社の設計担当さんを通じて反論を試みましたが、ガンとして首を縦に振らない。

民間どうしだと優越的地位の濫用に当たると思いますが、お上には通用しません。

Y社の設計担当さんはかなり闘ってくれましたが、許認可の生殺与奪権を持つお上にいつまでも盾突くと自殺行為になりかねないので最後は屈服。


2024年12月末

書類提出の最終日、ギリギリ滑り込みで修正図面を建築指導課に持ち込みます。

人事を尽くして天命を待つ。

頼むからもうこれ以上、余計な仕事熱心ぶりを発揮しないでちょうだい。


2025年1月末

建築審査会開催。

非公開の会議なので議論の様子は知る由もなし。

しかしお上の数少ない優秀な点、早くも翌日に市のホームページに議事録がアップロードされました。

  • 議案第〇〇号:建築基準法第43条第2項第二号の規定に基づく同意 →同意された

アッサリした記述から許可が下りたと知ります。

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三井のリハウス

お上の横暴で設計変更

図面の線の色など些細なことまで散々修正を迫られ工務店Y社の営業さんは心が折れかけたそうですが、私が激おこぷんぷん丸と化したのは以下の命令。

  • 納戸に窓は不要。撤去せよ
  • 納戸に物入は不要。撤去せよ
  • 納戸に火災報知機は不要。撤去せよ

つまり…どういうことだってばよ?
こういうことだってばよ。


Before(提出時)vs After(変更後)

建築基準法上、居室には最低限の採光が必要

この窓は隣家に近く採光を十分確保できません。

そんなことは先刻承知。だから納戸なんどす。

納戸に窓を付けるかどうかは私の勝手であってお上が口を挟む余地はない。

納戸に窓は禁止って法律でもあるんかゴルァ!
お上シブシブ承認

はぁ!? (怒)

この物入は女性一級建築士さんの間取り診断を受けて採用したもの。

納戸の中に物入を設けようが私の勝手であってお上が口を挟む余地はない。

誰に迷惑が掛かる訳でもないやろうがゴルァ!
お上ガンとして譲らず orz

呪うぞ (怨)

天井に設置する火災報知機(この図面には不記載)をやめろ・・・だと?

万が一、納戸で火災が発生して発見が遅れたらお上が責任を取るんか?

納戸から出火して焼死したら化けて出るぞゴルァ!
お上ガンとして譲らず orz


ことほど左様にお上というのは横暴極まりない

つい先日も税金がらみでお上の鬼畜ぶりを目の当たりにしたばかり。

悔しいのぅ、悔しいのぅ・・・

日本を活力のない残念な国に貶めた根深い構造問題=官僚主義、専制政治、既得権益。

な~にが「楽しい日本」だ🐎🦌か?
トランプ大統領に締め上げられてこい!

・・・すみません、私としたことが思わず取り乱してしまいました。

もう本日はフテ寝します。
それではみなさん、ごきげんよう。

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