ことばは生き物、変化していくのが当たり前。
確かにそうかもしれません。
しか~し!
日本語大好きを自認する私、単なる老害と言われようとも気になるものは気になる。
違和感を拭えない、聞くとゾワッと悪寒が走る「奇妙な日本語」をあげつらい、断罪します。
【注】個人の感想です。
~という形になっております
基本的にテレビを見ない私、経済ニュース番組は別です。
報道記者と企業の広報担当者のやり取り。
この新技術の特徴を教えてください
お客様に〇〇という新たな付加価値をご提供するという形になっております
この話を聞いた私はどうにも違和感が拭えません。
「いったい付加価値ってどんな形しとるんやろう?」と。
ふ・か・か・ち、で4文字やから四角形?
それとも先端技術なので先の尖ったピラミッド形?
いやいや、付加価値とは概念であって実存しないんだから形なんてないし。
それとも私ごときには到底考えつかない深遠な発想に基づいて、形而上学的観点からの開発に成功した画期的な技術なのでしょうか。
まさかねぇ。
普通に「新たな付加価値を提供いたします」でええやん。
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開発させて頂きました
基本的にテレビを見ない私、経済ニュース番組は別です。
報道記者と企業の開発担当者のやり取り。
この新商品の開発目的を教えてください
お客様に新たな感動をご提供するために開発させて頂きました
この話を聞いた私はどうにも違和感が拭えません。
「いったい誰の許可を得たんやろう?」と。
お客様?
いやいや、別に客はどこぞの一企業が商品を開発しようがしまいが知ったこっちゃないし。
というか客に企業の開発を許可したり却下したりする権限ないし。
自社の上司とか経営陣?
商品化に漕ぎ着けるまでに大変な苦労があったのね。
企画提案→上司説得→予算折衝→失敗続き→開発完了→役員説得・・・ってそんな内輪話をされても知らんがな!
普通に「開発いたしました」でええやん。
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譲りあってご通行ください
最後はイチャモンというか屁理屈というか揚げ足取りであることは自覚しています。
とある地下鉄の駅。
改修工事のためホームに仮囲いが設置され、人がすれ違えるかどうかという程に狭くなっています。
ここにエンドレスで流れる自動アナウンス。
工事用仮囲い設置のためホームが狭くなっております。
譲りあってご通行ください。
言わんとすることは勿論よ~く分かります。
「一人ずつ交互に」とか「ハンディキャップを抱えた人を優先に」ってことですよね。
しか~し!
ヒネくれ思考のヤサグレ会社員を自認する私、ついコントのような光景を想像してしまいます。
どうぞ先にお通りください!
いえいえ、そちらこそお先に!
まあまあまあ、そう言わずに!
私のことなんぞどうぞお構いなく!
お互いに譲りあってたらいつまで経っても通られへんやんけ!
うわぁ、我ながら性格悪いですねぇ笑
だったらなんと言えばええねんって?
私は思うのですよ、アナウンス不要だと。
電車に乗るとアナウンスがやたらとうるさい。
「閉まるドアにご注意ください」だの「降りる人を先にお通しください」だの「携帯電話での通話はご遠慮ください」だの・・・
ちょっと静かにしてもらえませんか?
いちいち言われんでも分かっとるわ!
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