米軍に勝利したベトナムの強さを探る旅④ ホイアンで悟りを開く

海外の旅
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あなたはベトナムと聞いて真っ先に何を思い浮かべますか?

フォーバインミーなどのグルメたち?
素敵な民族衣装アオザイや笠ノンラー
古都ホイアンフエなどの世界遺産群?

私は多感な中学・高校生の頃に夢中になったベトナム戦争映画です。

あの世界最強の米軍(アメリカ軍)をも打ち負かした強さの秘密を探るため、妻とともにベトナムに潜入します。

2017年夏
ベトナム7日間の旅をプレイバック。

陸路ダナン、そしてホイアンへ

ベトナム4日目。
中部の古都フエからリゾート都市ダナンにバスで移動。

南シナ海に近い山道を3時間ほど南下します。

✌なんかして調子こいてたのは出発直後だけ。

バスの車内があり得へんくらい寒いのです。

屋外は湿気モウモウのミストサウナ、室内はキンキンに冷えた冷蔵庫ってのは東南アジアあるあるですが、このバスは冷蔵庫を通り越して冷凍庫

ありったけのティッシュペーパーを頭上の送風口に詰め込んで震えて眠れ・・・ない!

なんとか拷問を耐え抜いてダナン到着。

ホテルに荷物を預けて再びバスで陸路ホイアンを目指します。
40分くらいだったかな。

お昼2時半。腹減りましたぁ~。

どうやら美味しくて有名らしいバインミー屋さんに突撃。

フランスパンに肉やレバーパテや野菜を挟んだベトナム風サンドウィッチですね。

テイクアウトは行列ですが、店内には並ばずにあっさり入れました。

うんめぇっ!!

生まれて初めて食べたけど衝撃的な美味しさでアッという間に平らげてしまいました。

その味にハマッて日本でもときどき食べるようになりましたが、未だここに勝るものは見つからず。

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灼熱のホイアンをヘロヘロ観光

ホイアンユネスコ世界文化遺産に登録された古都。

16世紀末以降、ポルトガル人、オランダ人、中国人、日本人が貿易にやって来て国際都市として栄えました。

そんな訳でか、川沿いにいろんな国の雰囲気をまとった建物群が林立して素敵な古都の街並みを形成しています。



それにしても暑い・・・。いや、もはや熱い・・・。

ただでさえ異常な汗かき体質の私、パンツも何もかも汗でグッショリ。

高い気温とまとわりつくような湿気があいまって、みるみる体力が奪われていきます。

しだいに無口になり、発することばは「暑い・・・ビール・・・」の2種類だけ。

ホイアンじゃなくてホイミとかベホイミならいいのに。

近くのカフェに崩れ落ちるように入店。
ジョッキのビールを飲んで少し落ち着いた後は建物内を攻めることにします。

やって来たのは日本橋

東京でも大阪でもなくてホイアン日本橋

言われんでも分かるわいって?
すみません意識朦朧なんで。


ランタンに書かれた「ホイアン」の文字が郷愁を誘います。

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夜の街で米軍敗北の理由を悟る

日が暮れてようやく少し過ごしやすくなってきました。

辺り一面ランタンの光で華やいだ雰囲気に。


ベトナム料理店で大量のビールを摂取しつつ川面をボ~ッと眺めているうちに、なぜか突然悟りが開けてベトナム戦争での米軍敗戦理由を確信しました。

暑さと湿気です。
コイツらのせいで何も考えられなくなります。

うわ言のようにただ「暑い・・・ビール・・・」を繰り返し、他のことは一切どうでもよくなる。

ましてや主戦場はジャングルの中。

いくら鍛え抜かれた米兵といえども毎日毎日クソ暑いジャングルでビールを飲まずに正気を保つことはまず不可能です。

やはり実際に現地に足を運んで実情を自分の五感で味わうことはとても大切。

凶悪な暑さと湿気で人を狂気へと誘うベトナムですが、来てよかった。

それはそうとビールのお代わり、まだぁ?

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