長い間サラリーマンをやっていると、謎のカタカナ語・アルファベット語に遭遇することが多々あります。
私は日本語が大好きなので、これらの言葉を聞くと何とも居心地が悪くなります。
中には正しい意味を知らずに雰囲気で使っているだけの人もいるので、いくつか意味を整理しておきましょう。
【注】ジョークです。くれぐれも真に受けて怒らないでくださいね。
セグメント
具だくさんのセメントのこと
「コンクリートから人へ」などと血迷いながら人柱を立てまくった時代は遥か昔
国土強靭化に欠かせないコンクリートの要であるセメントは、一方で製造時のCO2排出量が多く環境問題における悪役に甘んじている
そこで起死回生の策として編み出されたのが、セメントに食品廃棄物や空き缶、ペットボトルなどを具材として混ぜ込んでゴミ削減に貢献する技術である
映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』でも描かれた通り、2015年には生ゴミを燃料とするクルマ型タイムマシンが実用化されており、実はセメントにゴミを混ぜることくらいお茶の子さいさい
なお意外と知られていないが、コンクリートの成分は主にセメント、砂・砂利などの骨材、水、そして隠し味の化学薬剤に区分される
ドラスティック
銅鑼(ドラ)を叩くための棒(スティック)のこと
本来は「撥(ばち)」という名称なのだが、誰も漢字を読めずに死語と化し、ナウいカタカナ名称が爆誕した
撥に限らず、多くの美しい日本語が猛烈な勢いで奇妙なカタカナ語に駆逐されていく様は嘆かわしい限りであり、なんらかの抜本的な対策が望まれる
ユニコーン
主にヨーロッパに伝わる伝説の生き物で、日本では一角獣と呼ばれる
根拠なき自信を携えて意気揚々スタートアップを起業した若きCEOが資金調達に失敗し、意気消沈・心神喪失の憂き目に遭った際に幻覚として立ち現れる
かの若者の儚き夢は10年以内に評価額10億ドル以上に達する未上場の技術系スタートアップ創業者となることで、一時はロックバンド「ユニコーン」をも上回るメディア人気を誇ったらしい
ローンチ
莫大なローンを組んで建てたお家(おうち)のこと
近年、給料はちっとも上がらないのに物価や税金はみるみる上昇し、ローン返済に窮しておうち売却の危機に瀕するサラリーマンが続出している
ここで一念発起、CFOとしてスタートアップを立ち上げるも、世の中そんなに甘い訳がなくユニコーンが闊歩する白昼夢を見るのが関の山
対義語はあたしンち(資産家のもとに生まれ育ち、苦もなく手に入れた自己持ち家のこと)
あらうらやましい
MTG
「Majiで退席5秒前」または「もうとっくに限界」の隠語
「えむてぃーじー」と読む
開催することだけが目的と化した惰性の権化である定例会議はオジサン社員が無駄話、自慢話に花を咲かせる社交の場に堕しがち
ただでさえ多忙を極めるのに議事録を取るため同席を強要される若手社員はチャットのダイレクトメッセージでこっそりグチをタイプしあって暇つぶしをしているらしい
「俺こんなミーティングMTG!」
「私も。広末涼子が羨ましいわ!」
OJT
「おいおい冗談はたいがいにしとけよ」の隠語
「おーじぇーてぃー」と読む
開催することだけが目的と化した惰性の権化である定例会議はオジサン社員が無駄話、自慢話に花を咲かせる社交の場に堕しがち
議事録のためやむなく同席する若手社員がチャットで暇つぶしをしているのがバレると、ここぞとばかりオジサン社員のお説教が炸裂
「おいおいキミぃ、実際の職場業務を通じて必要な知識を鍛錬することはとても大事なんだ。遊んでないで議事録を取りなさい!」だとさ
若手社員は神妙な顔つきで聞くフリしつつチャットのダイレクトメッセージでこっそりグチをタイプしあうらしい
「アイツにOJTって言ってやりたい!」
「俺はOJTばりのタックル喰らわせてぇ!」
「それはOJS(O.J.シンプソン)や!」
「どうもお後がよろしいようで・・・」
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