日本人の心の拠り所・伊勢神宮訪問記①~ドン曇りの中の外宮参拝

日本紀行
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神社仏閣を訪れて心が安らぐようになったのは不惑を超えてからでしょうか。

日本ならば死ぬまでに一度は訪れたいと思うであろう二大巨頭、伊勢神宮出雲大社

それぞれ2021年に参拝してきました。

まずは伊勢神宮から。

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ドン曇りの中を外宮へ

諸般の事情で大阪に滞在していた私たちポンコツ夫婦、京都・近鉄丹波橋から観光特急しまかぜに乗車します。

受け口気味のお顔がカワイイんだかブサイクなんだか、ちょっと不思議なデザインです。

伊勢市駅の南口に降り立つと、両側に飲食店や土産物屋が立ち並ぶ参道が目の前に。

天候はお約束通り小雨混じりのドン曇り。

てにをは日記の愛読者(いるのか?)ならご存じの通り、ここ数年私たちポンコツ夫婦の旅先は原則としてドン曇りか雨です。

雨男・雨女というか雨夫婦。

のんびりゆったり歩いて10分ほどで外宮に到着。

さて、日除橋から手水舎を通って正殿へ。
鳥居をくぐった先では撮影禁止です。ご注意を。

外宮は正式には豊受大神宮(とようけだいじんぐう)というそうです。

祀られている豊受大御神(とようけおおみかみ)は内宮に祀られる天照大御神(あまてらすおおみかみ)の食事を司る神様。

私たちが日々、自然豊かな日本で育まれた素材を使った美味しい食事を頂けるのも豊受大御神のおかげかもしれません。

感謝の念を込めて参拝します。

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式年遷宮の凄みを実感

続いて風を司る級長津彦命(しなつひこのみこと)と級長戸辺命(しなとべのみこと)を祀る風宮(かぜのみや)へ。


ここで私、改めて凄いことに気付きます。

式年遷宮」はご存じですよね。
20年ごとに全ての社殿を造り替えて神座を遷す神事。

繰り返します、全ての社殿を造り替えるんです。

上の写真をもう一度ご覧ください。
社殿の左隣にきれいに整備された空地。

次の式年遷宮では現在の社殿が解体され、左側に新しい社殿が建てられます。

前回は2005年から2013年にかけて行われたので、次回(第63回!)式年遷宮は来年2025年に始まり2033年に終えることになるのでしょう。

クドいけど全ての社殿が隣に同じ広さの敷地を有し、遷宮の時を静かに待っている。

この神事が1,300年以上に渡って脈々と続いてきた。

世界にも類がないのではないでしょうか。
唯一無二、祖国・日本の悠久の歴史の素晴らしさに感動を覚えずにはいられません。

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内宮のすぐそばに宿泊

胸がいっぱい。

手水舎のすぐそばの休憩所に戻ってきました。

勾玉池奉納舞台(まがたまいけほうのうぶたい)に式年遷宮記念せんぐう館に、と豊富な見どころを堪能します。

外宮を後にして伊勢市駅に戻ります。

近鉄電車に乗って5分ほどで五十鈴川に到着、無料送迎バスで本日の宿泊先に。

ここから内宮正殿までは徒歩20分ほどですが、楽しみは明日にとっておきます。

ゆっくりと温泉に浸かって体を癒したあとは、伊勢の豊かな食材をふんだんに使った豪華な夕食。

豊受大御神に感謝の念を捧げて頂きます。


高校を卒業するまで関西に住んでいた私、外宮には小学校の修学旅行や家族旅行で何度か来たことがありました。

しかし自らの意思での訪問は今回が初めて

来てよかった。
子どもの頃には何の興味も関心もなかった場所で大いなる感動を味わえるとは。

歳を取るのも悪いことばかりではありません。

これは次の式年遷宮が楽しみになってきましたよ。

全てが終わるのは2033年かぁ。
それまでがんばって長生きしようっと。

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