関西人の私(離れて30年以上経ちますが)にとって、東北は縁遠くて訪れる機会の滅多にない地方。
死ぬまでにその魅力を堪能しておこうと思い立ち、1年毎に各県を順に巡る旅をしています。
2020年夏。
まずは本州最北端の地、青森県4日間の旅をプレイバック。
アートのまち十和田
東北新幹線の八戸駅でレンタカーに乗り換え、40分ほどで十和田市の中心部に到着。
十和田はアートに力を入れているとのことで、建築ファンの私にとっても垂涎の街です。
真っ先に目指すのは”建築界のノーベル賞”といわれるプリツカー賞を2010年に受賞した建築家西沢立衛さん設計の十和田市現代美術館。
建築と現代アートが見事に融合したそれはそれは魅力あふれる楽しいところです。
詳しくは別記事「建築徘徊25 十和田市現代美術館|西沢立衛の建築と芸術の融合」をご覧ください。
さて驚くなかれ、ここから徒歩圏内に1995年のプリツカー賞受賞者安藤忠雄さん、いま日本一有名かもしれない隈研吾さん設計の建物があるとのことで、お散歩がてら見学に向かいます。
まずは安藤さん設計の十和田市民図書館。
おう、なんてこった。今日は7月唯一の休館日。
人っ子一人いやしねぇ。
物欲しげに建物の周りをうろつきますが、見えるのは妖怪ぬりかべコンクリートの壁のみ。
あきらめて次、隈さん設計の市民交流プラザ トワーレへ。
外観も内部もひたすら安普請オッサレ~な木の板が貼り巡らされています。
良くも悪くも2人の巨匠の特徴が分っかりやす~く現れています。
あくまで個人の感想として、今回は西沢さんの建築に最も深い感銘を受けました。
【PR】
奥入瀬でイオン浴
十和田市街からクルマで1時間ほど、奥入瀬渓流にマイナスイオンを浴びにやって来ました。
クルマを休憩所の駐車場に停めて渓流沿いを散策。
あいにく天気は薄曇りの中ときどき日が射す程度ですが、それでも鮮やかな緑と透き通る水の流れが最高に気持ちのよい場所です。
ここで忙しいあなたにマイナスイオンのお裾分け。
銚子大滝の流れを早送りでどうぞ。
PCやスマホの画面からイオンが出るかどうかは知らんけど。
【PR】
白鳥の十和田湖
渓流を抜けると眼前に雄大な十和田湖が現れます。
約20万年前に始まった火山活動で形成されたカルデラ湖。
日本第3位の水深を誇るそうです。
少しずつ晴れ間が広がっては来ましたが、せっかくなので晴れた翌朝に撮った写真とセットでどうぞ。
景勝地/観光地の湖といえば、定番はやはりスワンボート。
さすがに50代ポンコツ夫婦がスワンボートを漕ぐ姿はおぞましくてご勘弁なので、見るだけ見るだけ。
ここで1羽のブラック・スワンを発見!
理論に映画に書籍に・・・とブラック・スワンで思い浮かぶのはハッピーとは言えないシロモノばかり。
(黒いのにシロモノとはこれいかに。)
しかし、十和田湖のブラック・スワンは1羽だけ王冠なんかかぶっちゃってニッコリ楽しそうで心なごみます。
さて本日は十和田湖畔のホテルに宿泊。
湖で獲れる淡水魚かと思いきや海の幸メインの夕食(ま、海も近いし)を頂きます。
めじゃ~!
「美味しい~!」の津軽弁で合ってます?
はい、お腹いっぱい。
温泉に浸かって就寝します。
このゆなんぼあずましいなぁ。
「この温泉チョー気持ちいい」の津軽弁で合ってます?
せば、おやしみなさい!
「では、おやすみなさい」の津軽弁で合ってます?
【PR】
コメント