初めてのフランス旅行は危険と罠の嵐⑮ 鬼門パリ経由で日本に帰還

海外の旅
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半年後にコロナが世界を席巻することになるとは露知らずの2019年、妻とおフランス縦断旅行に出かけました。

パリ~バーゼル(スイス)~リヨン~プロヴァンス~マルセイユ。

これは、油断も隙もありまくりのポンコツ夫婦が苦難の旅の果てに無事に祖国・日本に帰りつくまでの物語であ~る。
(ぷろじぇくと〇ーっくす)

思い出の地パリに凱旋

おフランス11日目。
祖国・日本に帰る日です。

マルセイユからTGVに乗りパリに戻ります。

ようやくおフランスの流儀に慣れてきたのか、特に大きなトラブルもなく終着駅に到着。

駅名が “Gare de Lyon”(リヨン駅)で一抹の不安を覚えますが、無事にパリのようです。

おなじみWikipediaさんによると、リヨン市には「リヨン駅」という名の駅はないとのこと。

こんなところにもおフランス人のひねくれっぷりウィットを感じずにはいられません。

ちょうどお昼の頃合いなので駅そばのブラッスリーでランチ。

マルセイユでは魚介尽くしだったので肉が食べたくてハンバーガーを注文。

となりに鎮座するのはフレンチフライというやつなのでしょうか。

おフランスのフライドポテトなのでフレンチフライかと思いきや、そうは問屋が卸さないようです。

再びWikipediaさんによるとフレンチフライ(French flies)はアメリカ英語、おフランスではフリット(frite)と呼ぶそう。

こんなところにもおフランス人のひねくれっぷり食へのこだわりを感じずにはいられません。

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シャルル・ド・ゴール空港を散策

夕方のエールフランス便まで時間があるので空港内を散策します。

ガンダム世代のあなた、シャア・アズナブルと混同してはなりません。

シャルル・ド・ゴール(Charles de Gaulle)はおフランスの第18代大統領。

20世紀おフランス最高の政治家との呼び声も高い救国の英雄だそうです。

英雄の名を冠した空港だけあってそれはそれは立派でカッコよい。

特に、ポール・アンドリュー(Paul Andreu)設計の第1ターミナルは50年も前の1974年完成ですが、いまだに未来感漂う男子憧れの建築

空中で交差する透明チューブのエスカレーターに乗ってそれぞれの搭乗口に向かうしくみ。

エールフランスは第2ターミナル出発のため指をくわえて眺めるしかないのですが、あのエスカレーターに乗ったら出撃するシャア・アズナブルのような高揚感を感じることができそうです。

以前てにおはさんは書きました。

てにをは

斬新な建物ができるたびにケチを付けずにはいられない・・・
おフランス人って前衛芸術にも理解が深いのかと思いきや、意外と保守的なのですね。

前言撤回します。
おフランス人 〇 一部のおフランス

このアバンギャルドっぷり、21世紀の現在でもまだまだイケてます。

さて、第2ターミナルに戻って定刻のフライトに乗り、祖国・日本羽田空港に向かいます。

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無事に日本に帰還

はい、なんとか帰り着きました。

おフランスで遭遇した苦難を振り返ってみましょう。

パリ

  • 財布とクレカをスラれる
  • 携帯電話が使用不能(自分が悪い)
  • 激しい下痢に見舞われる
  • 宮殿に半日も並ばされる
  • モナリザに冷笑を浴びる
  • Uberが一方通行逆走(楽しかった)

ベルフォール

  • タクシーにぼったくられる

リヨン

  • 豪雨と雷の洗礼を浴びる

プロヴァンス

  • アジア人のひがみを痛感

人間の適応能力万歳!
この先どうなることかと人生を悲観した初日を恐怖のズンドコに、日増しに逞しくなっていった我々ポンコツ夫婦。

むか~し昔「インドなんて二度と行くか!ボケ!!…でもまた行きたいかも」という本を爆笑しながら読んだのですが、今の私はこの本の著者の心境。

おフランスなんて二度と行くか!ボケ!!…でもまた行きたいかも

初めてのフランス旅行は危険と罠の嵐【完】

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