しまなみ海道レンタサイクル100km旅② 謎に満ちた宿の古女将

日本紀行
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何を血迷ったか、妻が「しまなみ海道自転車で渡りたい」と言い出したのは年の初め頃でしたかね。

調べてみると、広島県尾道市愛媛県今治市のあいだ約70kmにわたって瀬戸内海の島々を橋で結ぶ自転車道が整備されており、サイクリストたちの聖地となっているとのこと。

あれ?私たちってサイクリストやったっけ?
まっ、いっか!

18年間のスポーツジム通いで鍛えてるから余裕やろ」と軽い気持ちで応じることにしました。

愛媛在住の息子が心配して?同行してくれることになり、こうして2024年GW、悪夢の地獄旅が始まったのでした。

タラソテラピーで生き返る

お股激痛に加えて汗と涙と雨と泥でグチャグチャ、すがる思いでお宿の玄関を跨ぎます。

「すみませ~ん(泣)」と声を張り上げた数十秒後、若女将古女将と思しき方々降臨。

場所柄、我々のような濡れネズミが頻繁にやってくるのでしょう。

慣れた様子で汗と涙と雨と泥を拭くタオルを貸してくださり、次々とありがたいお申し出。

  • シューズを拭いて乾かしてあげましょう(無料)
  • 汗と涙と雨と泥で汚れ切った衣類を洗濯して部屋に干してあげましょう(1人500円)
  • 近くのスーパー銭湯に車で送り迎えしてあげましょう(入浴代含め無料)

なんじゃここは?
まるで田舎の実家に帰って親戚のお姉さんの家に遊びに来たときのような自然な感じ。(知らんけど)

全てのお申し出をありがたくお受けします。

お股激痛に加えて汗と涙と雨と泥でグチャグチャの老体に海水ならぬ海湯が沁みわたります。

ここは「タラソテラピー(海洋療法)」なるものを取り入れた海洋温浴施設とのこと。

おかげさまで生き返って施設の外に出ると、ドンピシャのタイミングで若女将がお迎えに参上。

同じく濡れネズミになった宿泊客と思しきご夫婦が車から降りてきました笑

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クラフトビールで生き返る

帰りはお宿の近くのお店で降ろしてもらいます。

ここは大三島ブリュワリークラフトビールの沼に堕ちた私の本旅の目的地の1つです。

・・・言葉になりません。
生きててよかった。

私の大好きな「おさるIPA」を作っている箕面ビールでの修業後に独立した方が営んでいます。

道理で美味しい訳ですよ。

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新鮮なお魚料理で生き返る

幸せなひとときを終え、歩いてすぐそばのお宿に戻ります。

部屋で少し休んだ後は待ちに待った夕食

ここに地酒が加わり・・・言葉になりません。

そんな中、古女将が恐る恐る我々に訊きます。

古女将

あのぅ・・・3人はどういったご関係で・・・?

どゆこと

てにをは

・・・家族ですけど?

古女将

そうですよねぇ!(ホッ!)
女性1人に男性2人なのでモゴモゴ ゴニョゴニョ


(以下、聞き取れず)

どゆこと

推測されるのは(妻はどう転んでもオバサンなので)

  1. 私が若く見える ⇒ オバサンと2人の息子の家族連れ
  2. 息子がフケてる ⇒ 1人のおばさんを2人のオジサンが取り合い

いずれにせよケンカになりそうなので深く追求するのはやめておきます。

気付けばお股激痛が治まっています。
いまのところ筋肉痛はなし。

18年間のスポーツジム通いで鍛えてるから余裕やろ」は伊達や酔狂ではありません。

明日はきっと楽しい自転車旅になるに違いない。
では、おやすみなさい!(以下、爆睡)

【走行距離:0km】

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