長い間サラリーマンをやっていると、謎のカタカナ語・アルファベット語に遭遇することが多々あります。
私は日本語が大好きなので、これらの言葉を聞くと何とも居心地が悪くなります。
中には正しい意味を知らずに雰囲気で使っているだけの人もいるので、いくつか意味を整理しておきましょう。
【注】ジョークです。くれぐれも真に受けて怒らないでくださいね。
ブラッシュアップ
レレレのおじさんのような善行を積むこと
町をより良くすることを願い、本業そっちのけで常に道路をホウキで掃き清める彼の姿はボランティアの域を超えて崇高ですらあり、町民の尊敬の念を一身に集めて後光が射している
語源は英語”brush up“
錆びついたり汚れたりしたものを蘇らせるニュアンスから、本来は知識や技術を取り戻す、勉強し直すの意
島国ニッポンに上陸した外来語が本来の意味と異なる使い方をされることは日常茶飯事であるが、本語はまさにその典型と言えよう
プロパー
プロの仕事をパーにする人のこと
コーポレート・ガバナンスの観点から、役員会にシブシブ社外取締役を迎え入れる日本企業は増加の一途である
しかしながら、上司にゴマをすり部下をコキ使ってようやく上り詰めた社内生え抜きのポンコツ役員が本物の経営手腕を兼ね備えた社外取締役の存在を面白く思うはずがない
彼らにとっては「目の上のタンコブ」以外のなにものでもなく、自社の経営そっちのけで社外取締役を追い落とすことに余念がない
経営のプロの優れた提案を「前例がない、当社の社風にそぐわない」といった愚にもつかない理屈で潰すのがポンコツ役員の生きがい、という残念な企業のなんと多いことか
リソース
リンゴソースの省略形
「猫の手も借りたい」「瓢箪から駒」をあわせた味わい深い意味を有する
企業が保有する人材や資金、時間といった経営資源は当然ながら有限であり、その適切な配分は企業の生命線を握ると言っても過言ではない
本語は「究極VS至高のソースを開発せよ」と無茶振りされた某食品企業社員の活躍に端を発する
ない知恵を絞って絞って万策尽き果て半狂乱で手近にあったおやつのリンゴを握りつぶしたところ、意外と美味しいソースができてクライアント大喜びの結果オーライとなった逸話がその由来らしい
ワークライフバランス
過労死するまで働くな、命を大切にという企業経営者から社員への切実なメッセージ
昭和の合言葉「24時間戦えますか」が死語と化し、企業が求める人材はモーレツ型からチル型に変わりつつあるとはいえ、SDGsやSEO対策が進んでいない企業では若手社員が心の病を発症するなど、依然として問題は深刻
B to B
二度寝のこと
語源は英語 Breakfast to Bed(朝食後ベッドへ)
ビジネスパーソンにとって禁断の行為であり、万一やってしまったときの背徳感は筆舌に尽くしがたい
特に勤務先が企業や法人を相手にビジネス(Business to Business)を行う会社の場合、朝一番に得意先に出向いてのおべんちゃら営業行為は最も崇高な業務であり、これをすっぽかすことは企業人としての死を意味する
B to C
出社せずにカフェに直行すること
語源は英語 Breakfast to Cafe(朝食後カフェへ)
ビジネスパーソンにとって至福の行為であり、前日の帰社時に「明日は客先に直行します」と宣言するだけで容易に実行可能
特に勤務先が個人客を相手にビジネス(Business to Consumer)を行う会社の場合、しっかり客を抱き込んで口裏を合わせておけば上司にサボリを疑われても安心
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