人間50歳を過ぎると体のあちこちに不具合を生じるものです。
同僚と飲みに行くとみなさん競うように病気自慢に不健康自慢。
これらが酒の肴とは悲しいのう。
そんな私のここ数年の悩みは左の踵(かかと)と左の腰の痛み。
本日はシューズ・インソール(靴の中敷き)の訪問販売オジサンとの運命の出会い!?にまつわるお話。
痛みの原因が判明
いつも通うスポーツジム。
いつも通りロッカールームで着替えてロビーに出たところ、出川哲郎そっくりのオジサンが私を手招きしています。
興味津々近寄ると、シューズを脱いでマットの上に自然に立ってくださいとのこと。
10秒後、すぐそばに置いてあるノートPCの画面に私の足型が写っています。
どうやらこのマットは圧力分布計。
曲がりなりにも博士(工学)の私は即座にいろんなことを理解します。
赤が濃いほど圧力が高く、青が濃いほど圧力が低いと見た。つまり、
- 体重の62%、ほぼ2/3を左足で支持
- 両足とも体重の60%以上を踵で支持
- 結果、重心が左後ろにあり体が傾斜
どうりで左の踵と左の腰が痛い訳です。
私、思想は右寄りですが体は左に傾いており、ちょうどバランスが取れていいやと高を括っていました。
しかしこうして数値で定量的にエビデンスを示されると、現実を直視して問題を解決しない訳にはいきません。
インソール驚愕の即効性
間髪入れず出川さんの営業トークが炸裂します。
まずは片足立ち
- 私、両手を頭上で組み裸足で片足立ち
- 出川さん、立ち足と反対側の私の肩を軽く押し下げる
- 私、ヨロヨロとバランスを崩して両足立ちに
- 私、左右どちらで試してもほぼ同じ無様な結果
そりゃそうだ。
重心が体の真ん中にないので、肩を下に押されると転倒モーメントOTM(Over Turning Moment)が作用して簡単にバランスが崩れます。
インソール体験
ここで出川さん、床の上に特製インソールを並べます。
10秒ほどこの上に立って軽く屈伸運動してから下りてくださいとのこと。
- 私、両手を頭上で組み裸足で片足立ち
- 出川さん、立ち足と反対側の私の肩を軽く押し下げる
- 私、ビクとも倒れない
- 私、左右どちらで試してもほぼ同じ見事な結果
人体の不思議
出川さんトークによると、人間は足の裏にそれはそれは高性能なセンサーを完備。
インソールの上に乗って正しい体重の掛け方をわずか数秒学んだだけで、脳みそはこれまでの不適切な振る舞いを悔い改めて即座に足裏に改善指令を送ります。
こうして正しいバランスで歩き続ければしだいに踵や腰の痛みは治るとのこと。
このあと左右逆に置いたインソールの上に乗って学習効果をリセット。
片足立ちしてヨロヨロ倒れる体験へと続くのですが、出川さんの話が長過ぎるので割愛。
インソール購入&装着
この日は購入することなく帰宅。
出川さんの会社のウェブサイトを斜め読みします。
ネット販売はやっておらず出川さんから買うしかありません。
(従って本記事は販促案件にあらず。ご安心あれ。)
正直なところインソールの効果、特に踵や腰の痛みが治るかどうかは半信半疑なのですが、「藁にもすがる」思いに出川さんの人柄が相まって購入を決意。
翌日のスポーツジム。
種明かしをされた後でも同じ結果となるのか気になり、もう一度マットに乗っかります。
安定の左旋回。
さすがに特注オーダー品は高価なので、既製スタンダード品を購入。
それでも価格は普段履いているスニーカーよりもお高い💦
自宅に帰ってさっそく装着。
使い始めて1週間ほど、まだ効果を実感するには至っていません。
確かなのは、左の踵が痛かったのが両足の踵が痛むようになってきたこと。(ええんか?)
これはもしや体重を左右の踵で均等に支持するよう改善されつつある兆しかもしれません。
その効果のほどはしばらく使ってみてのお楽しみ。
【PR】(出川さんの会社ではありませんが)
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