小説家/放送見参作家の百田尚樹さんとジャーナリストの有本香さんが約1年前に立ち上げた政党「日本保守党」。
2024年9月9日18時、そんな彼らが東京・新橋西口のSL広場に登場です。
演説直前の雰囲気
新橋は「サラリーマンの街」としてステレオタイプ化しており、TV局がSL広場でビジネスマンにインタビューする光景が日常茶飯事。
この日、ラッキーにもSL広場のすぐそばで仕事をしていた私、演説開始予定の10分前に現地に駆けつけます。
私は日本野鳥の会でも、ましてや警視庁でも主催者でもないので正確な数を知りようもないのですが、既に数百人単位の人が集まっているようです。
ザッと見渡したところ、サラリーマンばかりではなくご年配の夫婦や若者もたくさんいます。
日も暮れ始める18時前だというのに、街頭の気温計は30℃の表示。
かなりの蒸し暑さですが、みなさん秩序正しく礼儀正しく淡々とお二人の登場を待っています。
無関係のプラカードを掲げたマスク姿の老人などは見当たらず、至って平穏な和やかな雰囲気が漂っています。
警備はどうなっているのかな。
スーツ姿のSP系の人はおろか、制服姿の警官の姿もほとんど見当たりません。
改めて、こんなオープンな場所で気軽に著名人の話を聞くことのできる日本の治安のよさに感謝。
両氏揃って仲良く登壇
18時を告げるSLの汽笛が鳴り止み、間髪入れずに百田氏と有本氏が温かい拍手に迎えられて登壇!
変にもったいぶることなく予定通りキッチリ18時に現れるお二人、とても律儀な方々だと実感します。
蒸し暑い中で待っている我々聴衆の気持ちをキッチリと理解してくださっているのね。
まず有本氏がアイスブレイクの演説、次いで百田氏にマイクが渡って代表あいさつ。
お揃いの青いTシャツを着てまるで夫婦のような息の合いようです。
聴衆の方々は演説が始まっても至って冷静沈着、ところどころ合いの手を入れるように盛大に拍手しながら真剣にお二人の話に耳を傾けます。
そういえば、こういった演説でよく見聞きするヤジ怒号、小競りあいなど全くありません。
熱弁ふるって颯爽と退場
ときどき夫婦漫才のようなやり取りで聴衆をリラックスさせつつも、話の内容は真剣そのもの。
本ブログは日常の些細な出来事を甘噛みする日記なので、センシティブになりがちな政治・イデオロギーの話は所管外です。
答弁を差し控えさせて頂き、お二人の演説を聞いた素直な感想のみ記しておきましょう。
- 原稿やカンペ(カンニングペーパー)を一切見ず、自分の言葉で熱く語りかける姿に感銘
普段から自分の考えを頭の中でキッチリ論理立ててまとめておかないと、おいそれとできる芸当ではない - 人を惹きつける話術に長けているのは凄まじい場数を踏んでいるからこそ
ときどきジョークを交えて聞き手を飽きさせない工夫・・・ではないな、自然と身に着いたのでしょう - 有本氏の「しがない政党」発言は謙遜なのか本音なのか判別しかねるが、連発するのはいかがなものか
米大統領選の演説など聞いているとネガティブ・弱気な発言は一切ない(傑物有本氏も日本人と実感) - 百田氏の最後のあいさつ「日本は最高の国だった。もう一度、最高の国を取り戻しましょう!」はアガる
これを聞いて勇気づけられない人、イチャモンを付ける人は日本人ではないに違いない
途中で日本保守党の幹部と思しき3名の方の応援あいさつを交えてきっちり1時間で演説を終えると、党の宣伝カー「ブルーサンダー号」に乗り込み颯爽と帰っていくお二人。
それを笑顔で手を振りながら見送る聴衆。
依然として蒸し暑い気温29℃の新橋西口に一陣の爽やかな風が吹いた気がします。
日本保守党の重点政策
前述の通り、ここで日本保守党の政策についてアレコレ言うつもりは毛頭ありません。
(百田氏も無言でそう訴えていますw)
気になる方は、演説中に頂いたチラシ、または政党ホームページをご覧ください。
お二人の考えがよくまとまった対談本もお勧めです。
【PR】
日本保守党 ~日本を豊かに、強く。 百田尚樹, 有本香 著(Amazonで購入)
コメント