2024年夏。
北の大地、北海道。
湿気が少なく涼やかな気候、どこまでも広がる抜けるような青空。
私たちポンコツ夫婦のそんな期待は見事に裏切られました。
6日間ほぼ曇天・雨天の道央・道南クルマ旅の記録をお届けします。
天気が悪いなりに北海道を楽しむヒントになりましたら幸いです。
のぼりべつクマ牧場
2日目の朝。
ホテルの部屋から外を眺めたところ小雨模様です。
天気が荒れる前に観光に出発。
ホテルから徒歩10分、ロープウェイ山麓駅へ。
のぼりべつクマ牧場へはロープウェイに乗ってアクセスするようです。
7分間の空の旅。
さぞかし絶景が楽しめたことでしょう、晴れていればね。
山頂に到着。
さっそくクマとご対面と行きましょう!
カワよ。
ぁ間違えた、シマリスだった。
クマ牧場ですがリスやアヒルが居候しているようです。
アヒルのレースは200円で馬券ならぬ鳥券を購入、ごひいき筋を応援することもできます。
さて、一口にヒグマと言ってもそれぞれ個性があっておもしろい。
自販機で売っているおやつを投げ与えると、柵から乗り出してどん欲に空中キャッチするヤツ、地上に落ちてくるのを待ち構えるヤツ、ぐでぇ~と寝そべって自分の周りに転がってきたオコボレを物憂げに食べるヤツ、と様々。
ヒグマ博物館は昭和レトロの香りと哀愁が漂い趣深いものがありました。(言葉を選んでいます。)
雨が激しくなってきたのでそそくさと退散、ロープウェイで下山して徒歩で登別地獄谷に向かいます。
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登別地獄谷
土砂降りの中、登別地獄谷の遊歩道入口に到着。
三途の川だの湯の花地獄だのとオドロオドロしい名前の付いたスポットが散在していますが、こちとらそれどころではございません。
全身雨でビショビショ、歩くたびに靴の中でジュクジュクと音がします。
もはや地獄の苦行です。
さぞかし絶景が楽しめたことでしょう、晴れていればね。
大雨に打ちひしがれてそそくさと退散、ホテルに置いてきたクルマに戻ります。
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昭和新山と有珠山
この大雨では観光どころではない。
全身ビショビショで気持ち悪いので、本日の宿泊地・洞爺湖に向かいます。
距離にして僅か50kmほどですが、洞爺湖に近づくにつれて天候が劇的に回復していきます。
地獄の鬼に同情されたのかも。
急遽行先変更、昭和新山を目指します。
子どもの頃、小学館「ひみつシリーズ」(「地球のひみつ」だったかなぁ?)でその誕生物語に夢中になった昭和新山。
たったの80年前に畑が突然隆起して僅か2年ほどで標高約400mにまで成長。
月並みながら地球のダイナミズムに驚嘆せずにはいられません。
晴天とまではいきませんが、ドン曇りの中でなんとか昭和新山を拝むことができました。
またもやロープウェイに乗り、今度は有珠山の山頂近くを目指します。
有珠山はほぼずっと雲の中に隠れたままでしたが、一瞬のスキを縫って写真撮影に成功。
上から見下ろす昭和新山は意外と小さく見えましたとさ。
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洞爺湖温泉
ここから洞爺湖はもうすぐそこ、クルマで10分ほどです。
まだ少し時間があるので洞爺湖ビジターセンター・火山科学館を訪問。
有珠山は「ウスウソをつかない山」とのことで、過去には有感地震が発生して数日以内に噴火しなかった試しがないのだとか。
数十年に一度のペースで噴火しており、近年では1977年と2000年。
いずれも噴火予測と事前避難のおかげで被害を最小限に留められたとのこと。
大画面の映像とともにド迫力の自然の驚異とこれに立ち向かう人たちのドラマが繰り広げられ、なかなかに楽しめる施設でした。
本日はここまで。
洞爺湖畔のホテルにチェックインです。
夜になると船が湖上を移動しながら打ち上げる花火が見ものとのこと。
この日も小雨の降る中で打ち上げられましたが、お疲れの私たちは湖畔に出ることなくレストランや部屋の窓からチラッと眺めるに留めました。
洞爺湖上から打ち上げられる花火。
さぞかし絶景が楽しめたことでしょう、晴れていればね。
【走行距離:60km】
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