ベア : うれし恥ずかし和製英語~変な日本語・奇妙な日本語集成⑮

日常生活
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ことばは生き物、変化していくのが当たり前。

確かにそうかもしれません。

しか~し!
日本大好きを自認する私、単なる老害と言われようとも気になるものは気になる。

違和感を拭えない、聞くとゾワッと悪寒が走る変な日本、奇妙な日本をあげつらい、断罪します。

ベア

  • 耳にした場面 テレビの経済ニュース
  • 発言した人  経済評論家
  • 使われる頻度 専門家気取りが使う?

基本的にテレビを見ない私、経済番組は別です。

アナウンサーと経済評論家のやり取り。

アナウンサー

春闘の季節です。今年の賃上げ率はどの程度になると予想されますか?

評論家

こちらをご覧ください。労使間で妥結したベアの過去10年の数値を見える化してみました

この話を聞いた私はどうにも違和感が拭えません。

bearムリムリカタカナ化する必要ある?でええやん」と。

が冬眠明けにもっとエサをくれと暴れる毎年恒例の話題でしょ?

違います。

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あぁ恥ずかしき和製英語

冗談はさて置きベアの源流を探る旅に出ます。

イロイロオカシイアルヨ。

そんな中でも諸悪の根源は和製英語

小難しくなるのは癪ですが、後ろに副詞がくっつく場合baseは動詞。よってbase upも動詞。

しかしbaseにはuponはついてもupはつかない。

つまり誤用。間違い。ハズカシイ。

タイパ重視でupononが省略されたと好意的に解釈すれば、和訳は「何かに基準を置くかなぁ

意味を損ねず省略するならupの方だけどね・・・

さて、テレビの評論家は明らかにベアを名詞扱い。

ということでムリムリ名詞化します。

パラレルワールドでの二人のやり取り。

アナウンサー

春闘の季節です。今年の賃上げ率はどの程度になると予想されますか?

評論家

こちらをご覧ください。労使間で妥結した前年額を基準とする給与増額率の過去10年の数値を見える化してみました

この話を聞いた私はどうにも不快感が拭えません。

イミフベアでもクドクド前年・・・増額率でもなく、説明不要の賃上げ率でええやん」と。

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語源は正しい英語がいい

そもそも一体どこのどいつがベースアップなんて妙チクリンな和製英語を捻り出したんでしょう。

調べても分からんのですが、きっと小賢しいどこぞのサラリーマン👈和製英語でしょうなぁ。

カタカナ大好きおじさんの略語好きは百万歩譲るとして、せめて正しい英語から出発しようや。

肴は炙ったイカでいい
違った。語源は正しい英語がいい

賃上げの正しい英語はpay raise

これを元にbase upベアに堕ちた道のりを踏襲。

呼んだ?

滅相もない!

アナウンサーと経済評論家のやり取りをやり直し。

アナウンサー

春闘の季節です。今年の賃上げ率はどの程度になると予想されますか?

評論家

こちらをご覧ください。労使間で妥結したペレの過去10年の数値を見える化してみました

ゴール数やシュート数の話にしか聞こえません。
サッカーの神様にさえノルマを課すとは世知辛い・・・

閑話休題。

英語を誤用、洋物カブレがカタカナ化、挙句に省略、と何一つとして美しくない所作。

どうしてこんなことになってしまうのか・・・

格調高いマスコミ様が「チン上げ要求にマン額回答」なんてテレビで連呼するのは憚られるから?

ノキ
👆
ディング!
👆
No kidding! (まさか冗談でしょう!)

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