20世紀3大巨匠の一人と謳われる建築家ル・コルビュジエの代表作を4回にわたるシリーズでお送りします。
第4回はユニテ・ダビタシオン。
フランス南部・マルセイユ市街に威風堂々そそり立つ高層アパートメント、いや1つの街と言ってもいいでしょう。
訪問記
今回のル・コルビュジエ建築巡りの中でダントツに交通の便が良いです。
ホテルのすぐそばからバスに乗り、ズバリ「Le Corbusier」という名の停留所で下車。
ドドーンと現れるのは元祖?高層アパート、デカ過ぎて写真に収まりません。
ル・コルビュジエの代名詞、ピロティも規模が大きすぎて軽やかさはありません。
なんとなくムカデっぽさを感じるのは私だけ?
巨匠に失礼かな。
中に入ります。
エントランスで見学料を払い、エレベーターで上層階へ。
現役のアパートなので普通に住人がいますが、私たちは商店街?フロアへ。
なんとなく子どもの頃通った小学校の廊下を思い出させる中、各所にちりばめられた原色の壁がいかにもル・コルビュジエです。
屋上に出ます。
こりゃなんじゃ。排煙口かな。
南仏の空の青さはホントきれいですねぇ。
無骨な高層アパートが何だか大海原を駆ける大型客船のように思えてきましたよ。
地上に舞い戻ります。
いや改めてデカい。もはやこの建物単体で大きな街を構成していますな。
最後に、建築目当てでここを訪れた人はきっと決めるであろうポーズをば。
モデュロールといってル・コルビュジエが決めた建物の基準寸法なのですが、小柄な日本人には少し合わないようです。
そういえば、建物内のお土産屋さんでル・コルビュジエグッズを買っちゃいました。
コルブと言えば、コンクリートと黒縁丸メガネ!
そのものズバリなペアのマグカップです。
5年経った今でも現役バリバリ、毎朝のコーヒーのお供です。
【PR】
ル・コルビュジエ: モダニズム建築の美を追いかけて(Amazonで購入)
基本情報
ユニテ・ダビタシオン(Unité d’Habitation de Marseille)
設計:ル・コルビュジエ(Le Corbusier)
竣工:1952年
場所:フランス マルセイユ(Marseille, France)
訪問:2019年8月
【PR】
コメント