長い間サラリーマンをやっていると、謎のカタカナ語・アルファベット語に遭遇することが多々あります。
私は日本語が大好きなので、これらの言葉を聞くと何とも居心地が悪くなります。
中には正しい意味を知らずに雰囲気で使っているだけの人もいるので、いくつか意味を整理しておきましょう。
ウィンウィン
次に上野動物園で生まれるパンダに付けられることが決まっている名前
パンダの赤ちゃん誕生による経済効果は日本国内だけで数百億円と見込まれる
日本は大フィーバー、中国はレンタル収入増、と両者ニンマリの関係に
ステークホルダー
ステーキ肉を上手に焼くことに執念を燃やし、グリルの前から一歩も離れないおじさん
類義語に鍋奉行
多様性の高い企業が親睦目的でバーベキュー大会を開くと、必ずこうした輩が出現する(その多くがアメリカ人らしい)
本人は好意でやっており、周りの者は美味しい肉が食べられ、関係者の利害が一致するため実害はない
ビジョン
鳩によく似た外見のポケモン
将来の見通しや目指すべきゴールを考える上で、他社との助け合いを重視するハト派企業がマスコットに採用しがち
一方、好戦的で他社を蹴落とすことを信条とするタカ派企業はムクホークを好むらしい
ロードマップ
今や絶滅の危機に瀕する道路地図帳のこと
社用車での営業回りは男性上司が運転・女性部下が道案内が定番だったが、話を聞かない、地図を読めないなどトラブルが絶えなかった
カーナビの進化で心の余裕ができ、車内でプロジェクトの方向性を定める工程なんぞを議論できるように
ワークライフバランス
過労死するまで働くな、命を大切にという企業経営者から社員への切実なメッセージ
昭和の合言葉「24時間戦えますか」が死語と化し、企業が求める人材はモーレツ型からチル型に変わりつつあるとはいえ、SDGsやSEO対策が進んでいない企業では若手社員が心の病を発症するなど、依然として問題は深刻
KPI
Key Person Indicator
キー(K)・パーソン(P)・インディケーター(I)の頭文字をとった略語
企業においてキー・パーソン(将来の幹部候補生)を選別する指標
エビデンスを出す、コンプライアンスを強化する、といった場面で抜け目なく立ち回り、「強きを助け弱きを挫く」ことを日々実践する者の数値が高くなることは世の必定
3R
Rivaldo Ronaldo Ronaldinho
廃棄処分を減らし、トコトンこき使い、回収して再利用すべしという活動のことで、別名モッタイナイ
かつての英雄リバウド(Rivaldo)、ロナウド(Ronaldo)、ロナウジーニョ(Ronaldinho)をサッカー・ブラジル代表に呼び戻そうという運動が名称の発端
【PR】
現代用語の基礎知識 2024(Amazonで購入)
コメント