巷に溢れる奇妙な日本語を断罪⑥ ～かな：断定を避けたいのかな

ことばは生き物、変化していくのが当たり前。

確かにそうかもしれません。

しか～し！
日本語大好きを自認する私、単なる老害と言われようとも気になるものは気になる。

違和感を拭えない、聞くとゾワッと悪寒が走る「奇妙な日本語」をあげつらい、断罪します。

【注】個人の感想です。

～かな

• 目にした場面　テレビの経済ニュース
• 発　言　者　　経済評論家
• 使われた頻度　全ての語尾

基本的にテレビを見ない私、経済ニュース番組は別です。

アナウンサーと「経済通」の評論家のやり取り。

この話を聞いた私はどうにも違和感が拭えません。
「ホントに経済通？ ただのお気持ち表明やん」と。

1年後の番組で答え合わせされたときに言い逃れできるように布石を打ってるんかな。

少しでもプロの矜持があるのなら、謝罪するとか「経済通」の肩書きを返上するとかしないのかな？

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クイズ･タイムショック

さてさて、こういう断定を避ける物言いが一般化するとクイズ番組は困ったことになりますよ。

基本的にテレビを見ない私でも知っているクイズ「ザ･タイムショック」で想像してみましょう。

てにをはがハッキリ回答したのは最後だけ。

これって11問正解？
それとも全問不正解でイス回転？

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クオリティ･ペーパーｗ

断定を避けるのは自信のなさ故かもしれませんが、なにも最近になって始まったことでもありません。

天下のクオリティ･ペーパーｗを標榜する大手新聞をはじめ、自称エリートたち得意中の得意技。

スラップ訴訟の恐れがありますので、ここでは仮の名を「旭日新聞」としておきます。

• 日曜に想う
• 軍靴の音が聞こえる
• 責任を問う声が上がりそうだ
• 人数は８万とも２０万ともいわれる
• 日本人は、落書きにかけては今や世界に冠たる民族かもしれない

これら全て主観的なお気持ちや願望に過ぎません。

でもこれ、自信がないのではなくて確信犯でやってますな。

「努力義務」と同じ責任回避と自己保身の腐臭がプンプン漂います。

事実を素早く正確に伝える使命を有する「第四の権力」からしてこの態度保留。

私たち市井の庶民が断定を避けるのは、無意識のうちにリスク回避の自己防衛本能が働くからかな？

そうと分かると「経済通」の評論家をあんまりいぢめるのも酷かなと思い直しました。

放送やり直し。

これくらい堂々と開き直ってくれれば、うっかりファンになっちゃうんですが。

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