アゼルバイジャンという国をご存じでしょうか。
近年では首都バクーの旧市街がF1グランプリの開催地となり、広く知られるようになってきました。
カスピ海で取れる豊富な石油のおかげで発展著しいようです。
あら羨ましい。
訪問記
その旧市街から少し離れたところにヘイダル・アリエフ・センターは屹立します。
あまりに巨大な建物ゆえ、遠くから歩み寄りつつ全貌を確かめます。
真っ白グネグネでいったい何の建物だか分かりませんが、どうやら文化センターとのこと。
2024パリ・オリンピックで大活躍のスケートボード日本人選手が颯爽と滑り降りてきても違和感ありません。
建物の存在感が半端ないので、悪趣味(失礼!)なドクロや草間彌生さんのパックンフラワーにも負けてませんね。
中はどうなっているのでしょうか。
どこにあるんだか分かりにくい入口をようやく探し当てて入ってみます。
中も真っ白グネグネで時空が歪んでいるように感じます。
ミレニアム・ファルコン号に乗ってハイパードライブしたら見られそうな光のラインがカッコよいです。
設計はザハ・ハディッド、かつて「アンビルト(未完建築)の女王」と呼ばれたお人。
幻となった新国立競技場の設計で、日本でも一躍話題になりましたね。
近年では建築技術の凄まじい進化により、こんなにグネグネしていても建設できちゃったりします。
細部もジックリ見学しましたが、意外とキッチリ精度よく作られていて驚きました。
新しく開発が進む閑散とした敷地ゆえ、大理石の彫刻のようなギョッとする建築も異物感なく収まっていますが、これ日本に持ってきたら置くところに困りそうですね。
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基本情報
ヘイダル・アリエフ・センター(Heydar Aliyev Center)
設計:ザハ・ハディッド(Zaha Hadid)
竣工:2012年
場所:アゼルバイジャン バクー(Baku, Azerbaijan)
訪問:2020年2月
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