建築徘徊41 エスコンフィールド|野球場の概念を変えた変形ロボ

建築徘徊
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前回は日本が世界に誇る偉大な建築家原広司さんの追悼で札幌ドームを取り上げました。

本日はその流れでプロ野球北海道日本ハムファイターズの新しいホームスタジアム、エスコンフィールドHOKKAIDOを徘徊。

北海道北広島市の広大な敷地に建設された北海道ボールパークFビレッジ

その一部をなし、すぐそばにはホテル、商業施設、レストラン、マンションなどが立ち並んでもはや1つの街を形成します。

訪問記

北海道をレンタカーで巡る私たちポンコツ夫婦、話題のエスコンフィールド見学にやって来ました。

よろしければ別記事「北海道ドン曇りの道央・道南クルマ旅⑧ 札幌・モエレ沼・エスコン」もどうぞ。

モエレ沼公園から高速道路を使って40分ほどと札幌市街から結構な距離があることに驚き。

むか~し昔のその昔「でっかいどお。北海道」というダジャレコピーが流行ったことを思い出します。

広大な敷地を貫くできたてホヤホヤ快適な道路を抜けると、見えてきました巨大建造物

もはや建築の域を超えて巨大なカニ型ロボ

襲われないようソ~っと側面に逃げ込みます。

でっかいどお。
とてもカメラに全景は収まりません。

あきらめて中へ。

ファイターズを巣立っていった二人の英雄がお出迎え。
カッコええ!

この日は屋根が閉まっていて屋内球場仕様ですが、にも関わらずのこの開放感はなんでしょう。

バックスクリーン付近に陣取る巨大なガラス壁のなせる業ですね。


屋根が閉まっていてもそんなの関係ねぇ!
外光が降り注ぎ球場内を明るく照らします。
(この日はドン曇りでしたが)

これで屋根が開いちゃった日にゃあんた、屋外球場と変わらん広々とした空が拝めるってぇ訳ですな。

実際どんな感じなんでしょう。

こりゃスゲー!
メジャーリーグのスタジアムと見紛うカッコよさ!

大先輩・札幌ドームとの比較から、この20年で野球場の概念が随分変わったことを実感します。

一方、建築としての作りはどうでしょう。


ここってまだ建設中でしたっけ?
えっ、2023年に完成?

なんかいろいろ剥き出しのままですが・・・

きっと開閉式屋根に予算をブッ込みすぎて仕上げのお金がなくなったのね。

まぁこの施設に建築美を求める変態建築好きはごく僅かでしょうから、ここは切捨御免

こうした割り斬りっぷりも潔くて清々しい。

帰り際にもう一度カニのハサミを見上げます。

新幹線が走れそうな大層立派な高架橋。
いやぁスゴいド迫力

この上をあの巨大屋根がゴロゴロ転がってくるとは、もはや変形カニロボですな。

なんなら屋根が開いたフィールドにUFOチックな札幌ドームが飛来・着陸・合体してくれると、永遠のガキんちょの私は狂喜乱舞するんですが。


設計と建設を任されたのは天下のスーパーゼネコン大林組

世界一の高さを誇る電波塔東京スカイツリーを作り上げた会社ですから変形ロボもお手の物です。

本施設に凝らしたさまざまなしくみや工夫がコチラに詳しく紹介されていて読み応え満点。

お偉方のおおばや氏もさぞかしご満悦でしょう。

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基本情報

エスコンフィールドHOKKAIDO
設計:HKS大林組
竣工:2023年
場所:北海道北広島市
訪問:2024年8月


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