岩手県をクルマと電車で巡る旅② 八幡平・地熱発電・焼走り熔岩流

日本紀行
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関西人の私(離れて30年以上経ちますが)にとって、東北は縁遠くて訪れる機会の滅多にない地方。

死ぬまでにその魅力を堪能しておこうと思い立ち、1年毎に各県を順に巡る旅をしています。

青森秋田と来れば次はそう、岩手県

2021年夏
4日間の旅を振り返ります。

硬く目を閉ざす八幡平ドラゴンアイ

2日目の朝。

花巻温泉からクルマで一気に北上1.5時間、秋田との県境にある八幡平にやって来ました。

八幡平ドラゴンアイは山頂近くにある鏡沼の雪解けの様子が龍の眼のように見える神秘的な景色。

5月中旬から6月中旬の限られた時期にさまざまな条件が揃えば出現するそうです。

いま7月下旬
もとより雨雲に愛されし我々ポンコツ夫婦、竜の眼を拝めるなんぞ端から思っちゃいません。

てな訳で、山頂レストハウスにクルマを停めて向かうは鏡沼とは反対方向の八幡沼

どうです。
雲一つしかない絶好の景色でしょう。

それでも青く透き通る沼の水はきれいなグラデーションで心癒されます。

ダメモトで秋田に越境して鏡沼の方に向かいますが、その辺の名もなき沼は水も僅かでモヤモヤしてます。

ぷよぷよみたいな顔しためがね沼まで来たところであきらめてレストハウスに引き返します。

幸運の女神をも魅了するモテキにある方はぜひ龍の眼チャレンジを。

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松川地熱発電所でSDGsのお勉強

八幡平樹海ラインをジェットコースター・ドライブすること30分、松川地熱発電所にやって来ました。

地熱ってもしや究極のエコクリーン・エネルギーちゃうん?」と興味があったもので。

ふむふむ。
難しいことを抜きにすると、要は地熱で湧いたお湯から出る蒸気でタービンを回す訳ね。

お湯の沸かし方が異なるだけで、基本は火力発電や原子力発電と一緒。
というか地熱の場合、勝手に沸いとる。

二酸化炭素も放射線も出ないんだから、こりゃ使わない手はないでしょ。

問題は地熱発電に向く土地ってほとんど国立・国定公園に指定されていて開発に厳しい規制があること。

実際、松川発電所十和田八幡平国立公園の中。

少しずつ規制緩和は進んでいるようですが、開発・発電⇔自然・環境保護の兼ね合いが難しい・・・

ただ、無残な景観破壊の姿を晒す風力発電と比べれば地熱発電に軍配を上げたくなります。
(個人の感想です。)

現役50年を超える発電所の功績を称えて「機械遺産」に認定された初号機を愛でてこの地を去ります。

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焼走り熔岩流とはワイルドだろぉ?

続いてやってきたのは岩手パノラマラインを20分走って到着の焼走り熔岩流

1732年に噴火した岩手から出て黒く固まったもの。
国指定特別天然記念物ですって。

着いたときはドン曇りだったのに、あっという間に晴れて凶暴な太陽が出現。

肉を焼いたらさぞかし美味しいだろう景色が広がりますが、こちとら暑すぎてそれどころじゃない。

見渡す限りまっくろくろすけの荒涼とした遊歩道を倒れそうになりながらなんとか踏破します。

遊歩道というより死のロードって感じですな・・・

それにしてもこんな地獄まがいの場所でも草(木)が生えるとはワイルドだろぉ?

文字通り草生えるわwww

アカン、意識朦朧おかしなことを口走り始めた。
撤退します。

1時間クルマで南下した雫石町鶯宿(おうしゅく)温泉に投宿。

疲れすぎてこの後のことは何も覚えてません。
バタンキュー。(死語)

岩手県をクルマと電車で巡る旅③ 近日公開

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