関西人の私(離れて30年以上経ちますが)にとって、東北は縁遠くて訪れる機会の滅多にない地方。
死ぬまでにその魅力を堪能しておこうと思い立ち、1年毎に各県を順に巡る旅をしています。
続いてお届けするのは「あいうえお順」に従って秋田県。
2022年夏。
5日間の旅をプレイバック Part2。
角館重要伝統的建造物群保存地区
秋田県一周の旅は早くも最終日。
本日は湯沢の稲住温泉からひたすら北上して旅の起点田沢湖駅に戻りクルマを返却、帰京します。
昨夜てにをはさんは語りました。
意外と素直な秋田美人さんはこの4日間、ツン豪雨⇒デレ晴れ⇒ツン豪雨⇒デレ晴れと律儀にルーティーンをこなして来られました
ここまで来ると、もう明日の天気はアッチ側を期待しちゃいますね
さて5日目は・・・みごとツン豪雨です!
これで秋田県の旅はツン3日デレ2日のフルハウス。
わ~い!
なんでやねん!怒
デレ晴れでもフルハウス完成じゃい!
などとアホなことを言っている場合ではなく、県内はかなり深刻な被害が出ている模様。
無事に田沢湖駅まで帰り着きたいところです。
という訳で北上開始。
豪雨の中を2時間ほどドライブ、仙北市の角館に到着です。
国の重要伝統的建造物群保存地区(舌噛みそう)に指定された武家屋敷の連なる街並みが見どころ。
しかしながら武家屋敷は半年ほど前に兵庫県は丹波篠山でさんざん見学したばかり。
正直もうお腹いっぱいかな。
大雨で気持ちは萎えてるし他に行くところもないし帰ろっかな・・・
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無我の境地に達した虚ろな秋田犬
トボトボと駐車場に引き返していると「秋田犬見学できます」旨の案内板を発見。
行ってみると普通の民家?
見学料お一人300円。
ただの飼い犬を見るのにカネ取るんか~い!笑
まあいいや。
時間タップリあるしここはワンちゃんに癒されよう。
どうです、この無気力っぷり笑
まあカワよいけど、こっちは見学料を払っとるんやからもう少し営業スマイルとかないん?
コイツら結構デカいんで恐るおそるナデナデしつつ、お隣の県で出会った青森犬を思い出します。
まさかのベタな名前に思わず失笑してしまい、随分と落ち込ませてしまったことを後悔しています。
本当に秋田犬は「あきたいぬ」でよいのでしょうか。
もしかして「あきたけん」?
ここは「みなさまの声にお応えする」天下のNHK様の見解をお訊きします。
話が長いんで適当にハショった上で引用しまっせ。
秋田犬など○○犬という場合の犬の読み方が~いぬ、~けんというふうにまちまちな場合があります
放送ではどのように読んでいるのでしょうか
地元の保存会など関係団体が用いている呼称と一般の慣用を考慮したうえで、それぞれの読み方を決めています
秋田犬は地元では伝統的にあきたいぬと呼ばれ、秋田犬保存会(大館市)もあきたいぬほぞんかいです
しかしNHKが1990年2月に首都圏在住の16歳以上の男女を対象に行った調査ではあきたけんと読むと答えた人は全体の95%もいました
このため放送ではあきたいぬという読みに加えてあきたけんと読んでもよいことにしました
どっちでもええんか~い!
という訳で、今度また青森県に行く機会があれば青森犬にもう一度謝っておきます。
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回顧(みかえり)の滝で返り討ち
時刻はお昼2時。
田沢湖駅までクルマで30分ほどなので、夕方の新幹線までまだまだ時間があります。
そこで豪雨の中、ダメモトで近くの景勝地回顧の滝に寄ってみることに。
抱返り渓谷の駐車場にクルマを停め、ビッショビショに濡れながら徒歩で川沿いの遊歩道を進みます。
神の岩橋を渡り終えた先は「大雨キケン通行止め」のお知らせ。
ですよね~。
はいはい容易に想像できましたとも。
ビッショビショに濡れながらスゴスゴと来た道を引き返します。
田沢湖駅でレンタカー屋のおばちゃんに同情されつつクルマを返却。
予定より1時間早い新幹線に空席があったのでそそくさと東京に逃げ帰ります。
いやぁ、秋田県は手強かったっす。
一見さんお断りなんやろか。
行きつけビアバー店長の名言「2回目からは常連さん」の精神で、次回訪問時はお手柔らかにお願いします。
荒れ狂う天候の中の秋田県一周旅【完】
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