30年余り同じ会社に勤め続けていると、いわゆる「タコツボ」にはまって気付きにくいことが多々あります。
普段当たり前と感じたり行動したりしていることが、世間から見ると世にも奇妙な慣習なのですね。
灯火管制
会社勤めのみなさん、お昼12時になるとオフィスの消灯やってますか?
弊社はやってます。これって変ですか?
その効能は、節電、昼食時間の告知、昼寝の推奨、社員の飼いならし、など。
昨夜の深酒による朝のけだるい感覚が治まり、ようやく仕事モードに入りつつあるお昼前の私。
2本の人差し指を駆使してノートPCで一心不乱にメールの文章を打ち込みます。
興が乗ってきたところで突然の消灯!
真っ暗でキーボードが見えません。
勢い余ってそのままメールを書き続けますが、これぞまさにブラインドタッチ。
文章が宇宙からのメッセージのようになって意味をなしません。
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給食時間
あきらめて社員食堂に向かうと、一斉に昼食を求める社員で長蛇の列。
ようやく定食をゲットするも、テーブルはいずれも満席。
着々と冷めゆく昼食のお盆を手に、空席を探して右往左往。
なんとか昼食にありついても、席がなくて立ち往生する同僚が目に入って落ち着けやしない。
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休息時間
そそくさと昼食を掻き込んで自席に戻ると、暗闇の中で机に突っ伏して死んだように眠る同僚たち。
よほどお疲れのようです。あるいは鳥目?
13時になって照明が復活すると、ムクッと起き上がって何事もなかったかのように仕事を再開します。
ロボットか!
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おわりに
どうです、ザ・サラリーマン!って感じでしょ。
昼休みの消灯ってホントに意義ある慣習なのでしょうか?
節電効果なんて微々たるものですから、やはり目的は社員の管理なのでしょうね。
私のようなヤサグレ会社員は別として、大半の従順な社員はたかが照明に時間管理されることに何の疑問も持っていないのでしょうか。
「小学生やあるまいし、昼飯の時間くらい自分で決めれるわぃ!」
と私は同僚や上司に向かって魂の叫びを発するのですが、「まあまあ、君もサラリーマンとしてもっとオトナになりなさい。」とたしなめられる始末。
会社勤めのみなさん、御社ではお昼12時になるとオフィスが消灯しますか?
私、てっきり日本の会社はどこもやってるものだと思っていたのですが、どうなんでしょうか。
少なくともヤサグレ会社員の私には世にも奇妙な慣習に映ります。
結果的に「ボチボチ辞めよっかなぁ」と思い始めているのですから、厄介社員を追い払う意味では意義ある慣習なんちゃう?
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