荒れ狂う天候の中の秋田県一周旅② 流れ流され小坂・大湯・鹿角へ

日本紀行
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関西人の私(離れて30年以上経ちますが)にとって、東北は縁遠くて訪れる機会の滅多にない地方。

死ぬまでにその魅力を堪能しておこうと思い立ち、1年毎に各県を順に巡る旅をしています。

続いてお届けするのは「あいうえお順」に従って秋田県

2022年夏
5日間の旅をプレイバック Part2

鉱山にフラれて建築に慰められる

秋田県一周の旅2日目。
昨日の豪雨がウソのように晴れ渡り、なんとも爽やかな朝となりました。

ツンデレ秋田美人田沢湖にご挨拶したあと、楽しみにしていた尾去沢鉱山に向かいます。

江戸時代から近代にかけて1,300年にわたって金や銅を採掘した鉱山の史跡とのことで、川口浩さんの洞窟探検を思い出さずにはいられません。

ついでに嘉門達夫さんの名曲も。
川口浩が~洞窟に入る~カメラマンと照明さんの後に入る~
ってね。

しかし鉱山に向かう山道が通行止め orz
連日の豪雨でがけ崩れが発生し、道路を塞いでしまっています。

ご機嫌デレモードも束の間、あっという間に不機嫌ツンモードに逆戻りの秋田美人

しゃあない。
鉱山の代わりに小坂鉱山事務所なるところに向かいます。

着いて驚き。
国の重要文化財に指定された建物だそうで。

木造3階建てのルネッサンス様式、事務所の割に威風堂々、豪華絢爛。

階段好きの私の萌え心をくすぐる螺旋階段まで!
ええやん、ええ感じやん。

すぐそばには芝居小屋の康楽館
これまた重要文化財

鉱山の街としてこの辺りが栄えた明治時代、従業員や家族の福利厚生施設として隆盛を誇ったとのこと。

ガイドさんが館内をくまなく案内してくれます。
回り舞台に奈落、客席に楽屋、とじっくり見学させてもらい楽しかった~!

いったん閉鎖されるも保存活動の末にリニューアル、今も現役の芝居小屋として使われているそう。

よいものを長く大事に使い続ける。
素晴らしい!

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縄文人が作りしストーンサークル

続いて大湯環状列石なるものを見学に行きます。

ユネスコ世界文化遺産に登録されている北海道・北東北の縄文遺跡群の1つで、国の特別史跡だそう。

古代歴史好きにはタマらん場所なんでしょうね。


私はといえば・・・好天の下、広々とした野原散策を満喫しましたとさ。

最後に大沼サークル館で縄文時代のお勉強。

発掘した土器のカケラを正しく組み上げる立体パズルがオモロ~ぃ。

制限時間が来るとバラバラに崩れるのですが・・・ちゃんと崩れ切らないところがお茶目。

縄文土器といえばこの曲
縄文土器 弥生土器 どっちが好き? どっちもドキ
ってね。

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ゆるキャラ「どばんくん」の癒し

最近なにかと話題の巨匠建築家隈研吾さん設計の道の駅に寄ってから本日のお宿に向かいます。

よろしければ別記事「建築徘徊30 湯の駅おおゆ|隈研吾の建築は負ける・消える・腐る?」もご覧くださいな。

開湯800年と由緒ある大湯温泉で癒された後はお楽しみの夕食。

運ばれてきた前菜の真ん中あたりから視線を感じます。

つぶらな瞳で私を見つめる何かがいる!

なんやコイツ

その名は「どばんくん」。
漢字で書くと土板ですね。

縄文時代の遺跡の1つですが、生活必需品ではなくて祭祀・マツリの道具と考えられているそうです。

つまりは縄文人が作ったゆるキャラ

カワゆいのかどうか、食べちゃっていいのか、よく分かりませんが・・・食べたれ。

味は普通の食パンでした。

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