野良猫捕獲作戦を決行し逆襲を食らった夜～時効ですが動物虐待？

絶賛暴走中の走馬灯が2周目に突入、子ども時代から高校3年生の頃に戻ってきました。

舟木一夫ではありません、念のため。

隠密作戦、決行！

実家2階の自室で受験勉強に勤しんでいた私、休憩のため1階リビングに降りてきます。

時刻は深夜12時前。

勉強の息抜きとストレス発散にちょっとしたイタズラを実行に移します。
それは野良猫退治。

最近、我が家の庭に野良猫が現れては臭いくっさいウ〇コをして困っている、と昼間に母から聞かされました。

冗談半分で「ほな、ヒモで輪っか作って真ん中に餌おいて捕獲したるわ（下図参照）」と答えたところ、遊びに来ていた知り合いのオバチャンに酷評されます。

「アホか、そんなもんで捕まえられる訳ないやろ！捕まえたら100万円やるわ！」

曲がりになりにも将来の博士(工学)に対して随分なものの言いようです。

このオバチャン、大阪いちヒョウ柄トレーナーが似合いそうなイカつい顔をしています。

5歳だった私に口げんかで負けたことをずっと根に持っているに違いありません。

機は熟しました。深夜の作戦決行です。
我が家の庭で断りもなくウ〇コする野良猫をギャフンと言わせてやろうじゃぁないか。

弟が固唾を飲んで見守る中、庭に仕掛けをセットしてリビングのカーテンに隠れて息を潜めます。

来た！カワよ！ なんと親子です。
いやいやいくらカワよくとも、ここは心を鬼にして成敗せねば。

で、奴らあっけなく輪っかの中に侵入。
ここぞとばかり思い切りヒモを引っ張ります！

捕まえた！

そのままリビングの中に引きずり込み、窓を閉めます！

あらら子猫の方だった。これは誤算です。

哀れ突然母猫から引き離されたキティちゃん、恐怖のあまり全身総毛立ち、足に輪っかを括り付けたまま壁じゅう走り回ります！

はい床じゃありません壁です、すごい身体能力です。

そして、臭いくっさい液状のウ〇コをお撒き散らしになられました。

ヤラレタ・・・

既に2階で寝ていた両親を叩き？起こし、一家でリビングのウ〇コ掃除。

時刻は深夜12時を回っています。
確かにアホですね～

え？キティちゃん？
何とか捕まえて輪っかを外し、外で心配そうに待っている母猫に引き渡しましたわよ。

「今日はこれくらいにしといたるわ。二度と来んなよ。」

言われなくても、もう来ないでしょう。

さて、あれから37年。
いまだに100万円受け取ってません。

年利5％とすると、100万円×1.05³⁷≒600万円。

受け取りたくてもオバチャン、残念ながら何年も前に天に召されちゃってます。

もうすぐこっちから取り立てに行くから待っとけよ。
なんせ私、走馬灯の暴走が止まらないもんで。

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