スローガン、キャッチコピー、モットー、標語・・・
それぞれの違いはともかく、名だたる日本企業の多くが何らかの標語類を掲げて宣伝しています。
これらを偏見や忖度なしに純粋に味わう企画、名付けて「日本企業 標語列伝」
本日は医薬品業界の雄・武田薬品工業、第30位。
(2026年2月17日時点)
タケダといえば総合感冒薬やビタミン剤を思い浮かべますが、これらの市販薬はアリナミン製薬に引き継がれました。
現在は処方箋医薬品のみを扱っているとのこと。
【注】決して悪意はありません。♬笑って許して♬
メガファーマ、処方箋医薬品、医療用医薬品、グローバル企業、企業M&A、シャイアー
世界に尽くせ、タケダ。革新的に。誠実に。
企業標語シリーズ初のパターンです。
自社および自社社員に向けての発信。
世界に尽くせ、タケダ。革新的に。誠実に。
企業標語はステークホルダー向けにカッコ付けるのが普通なところ、これは興味深い。
しかも連結売上高の約9割が海外で生み出されるにも関わらず、潔いまでの日本語一本槍。
日本語大好きな私の心をくすぐります。
言っていることはとても分かりやすく、変な解釈の入り込む隙は一切ありません。
困ったな・・・本日は書くことがないや。
しゃあない。
全体の9割を占める海外社員のみなさま向けに、勝手に英訳して差し上げましょう。
アメリカ生まれ大阪育ちの帰国子女、ChatGPTのチャコちゃんに依頼。

企業標語「世界に尽くせ、タケダ。革新的に。誠実に。」を英訳して

お安い御用やで
“Serve the world, Takeda. Innovatively. With integrity.”

ServeがSaveに似てて「世界に尽くせ、そして世界を救え」みたいでかっこヨいな

確かに発音も視覚も近いけど “Save the world.” だとマントはためかせるヒーローみたい
対して “Serve the world.” は白衣の袖を静かにまくる感じ

製薬会社には後者の誠実な現場感覚が合ってるね
武田さんったら非の打ちどころのない優等生。
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勝手に標語案内
真の優等生は外向けに自己アピールする必要がないのですかね。「ライバルは自分」みたいな?
いやいや、きっと裏にスケベ心が潜んでいるに違いない。勘ぐったる。

自社向けにスローガンを発する魂胆は何やと思う?
スケベ心とか虚栄心はないんかな?

考えられるんはこんな感じや
① 覚悟の再確認
宣伝ではなく自らへの号令
② 組織引き締め
国も文化もバラバラな社員の意思統一
③ 社内文化醸成
革新性と謙虚さが最優先
武田さんったら非の打ちどころのない優等生。
ここで本標語を作った博報堂さんのコメントが届きましたので抜粋引用します。

誰よりも一番に届けたい相手は「タケダの従業員とその家族」なんだとチームで繰り返し話をしたし、心にも決めていた
企業広告はそうあるべきだと勝手に思っている
内なるタケダの人たちが少しでも感じてくれたら、そのメッセージはきっと外にも届くと思った
コピーライターも優等生。こりゃ参ったな。
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勝手に企業所感
武田薬品工業は創業240年を超える超老舗です。
医薬品の売上高は日本で1位、世界でもTOP10に入る巨大グローバル企業、俗にいうメガファーマ。
沿革を調べて驚きました。
冒頭記載の市販薬だけでなく、かつて手掛けていた農薬、ウレタン樹脂などの非医薬品事業を次々と手放し、処方箋医薬品専業へと変貌を遂げました。
凡百の老舗企業なら変化を恐れ「石橋を叩いて渡る(または渡らない、最悪壊す)」体質になりがち。
しかし、武田さんからは優等生イメージとは真逆のイケイケドンドンなかほりが漂います。
大阪の会社でしたか。道理で。
かつてバッファだった私はそんな武田さんを大阪近鉄バファローズの「いてまえ打線」に重ねがち。
なかでも私のヒーローはラルフ・ブライアント。
「ホームランか三振か」「大型扇風機」と呼ばれた豪快さは武田さんのM&A戦略に似たかほり。
リスクを恐れぬ優等生。優勝!
きっと経営陣は途方もない肝っ玉の持ち主揃い。

えっ、企業買収で大損⁉
あなたのミスはどこから?

ガッハッハッハッハー!
ちちんブイブイ、だいじょーブイ!
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