死ぬまでに47都道府県を全て訪れる野望を果たしたいと思っています。
もちろん自らの意思による旅に限り、子どもの頃の家族旅行はノーカン(死語)
2025年夏
かなり手つかずのまま残る九州に上陸。
宮崎を皮切りにレンタカーで鹿児島、熊本、大分と巡る弾丸旅行にポンコツ夫婦が挑みます。
灼熱の太陽が照りつける4泊5日の旅を振り返り。
活火山、カルデラ、光る石、草千里ヶ浜、マリモ、金鱗湖、おおいた冠地どり、地獄
美と厳が同居する阿蘇山
旅は早くも4日目、宮崎から熊本へ。
クルマで1時間ほどの阿蘇山火口を目指します。
山頂へと続く道すがらに広がる景色は見下ろしても見上げても一面の緑と青。ただただ美しい・・・


中岳火口
中岳火口に到着。
一面の緑と青は視界から消え、今度は一面の灰色。
荒涼とした厳しい自然の光景が眼前に広がります。



ド迫力の活火山はいつ噴火するや分からぬため、シェルターはお飾りではなく現役バリバリのご様子。
カルデラ湖から絶え間なく吹き上がる白煙に♬あぁ 生きてるって感じ♬を覚えます。
しかし、ここは日本有数の観光地。
火口のすぐそばにはキーホルダー、ゆるキャラグッズなどが並びます。
普段なら観光地の露店には目もくれないヤサグレ者のてにをはですが、今日は何かが私を呼んでいる。
「光る石」、噴火した溶岩のカケラかなっ?
その辺に普通に転がっていそうですが、大500円/小200円で絶賛無人販売中!
魔が差したのでしょう。無性に欲しい。
キャッシュレス生活が当たり前な都会っ子の私たち、財布を覗き込むも硬貨は合わせて400円ナリ。
大きいのが欲しいけど金が足らん。
てな訳で、小200円ナリをご購入。
終の棲家を彩るアクセントとして活躍して頂いております。その価値プライスレス。


草千里ヶ浜
南側から上ってきた山を北に抜けるルートで下山。
途中であまりの美しい景色に咄嗟に途中下車敢行。
厳しい灰色世界が夢だったかのように一面緑と青。
運よく停められた駐車場から草千里ヶ浜へお散歩。


しかし、こんな山の中腹で「浜」とはこれ如何に。
見渡す限り浜のように広い場所との意味だそうで。
納得。確かにマリモみたいなヤツがゴロゴロおる。
え? マリモは淡水草で浜にはいない? ドンマイ!


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静と騒が同居する由布院
さよなら熊本。こんにちは大分。
阿蘇山を南北に縦断し、やって来ました由布院。
あらら熊本は僅か半日の滞在でした。また来たい!
さて由布院。ベタな観光地。
嵐山や鎌倉と同じ匂ひ。偏見でしょうか。
普段なら「君子危うきに近づかず」と斜に構えて高みの見物を決め込むところです。
魔が差したのでしょうか。違います。
ライフワーク建築徘徊がため敢えて死地にダイブ!


あれれ?静寂は言い過ぎですが意外に人が少ない。
どうも私の日頃の行いのよさゆえのご褒美らしい。
ここぞとばかりに名建築を堪能!
詳しくは別記事「由布院駅|意外性と遊び心が溢れる磯崎新の木造駅舎~建築徘徊72」と「由布市ツーリストインフォメーションセンター|坂茂~建築徘徊73」をどうぞ。
せっかくやしベタエリアも冷やかしで覗いとくか。
これが失敗。すごい人。喧騒では言葉が足らぬわ。
道路もお店もほぼほぼアジアの方からのインバウンド客で埋め尽くされています。
人ごみ搔き分け途中で買い食いを交えて金鱗湖へ。
秋から冬の早朝には朝霧に包まれた幻想的な姿を見せるそうですが、ただいま真夏の午後3時。


とっとと退散し、別府に向かう山越えの途中で街を振り返ります。
さっきまでの喧騒が嘘のような静寂の街並み。
強烈な対比がなんとも印象的な街でした。
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鬼と仏が同居する別府
夕方5時、別府に到着。
自身の記憶にはないのですが、私が3歳の頃まで祖父母が住んでいたため訪れた経験あり。
半世紀を超えての再訪。感慨深い。
地獄に堕ちる前日は最後の晩餐ご当地グルメ堪能。
地のものといったらまずはクラフトビールでしょ。
「湯上り」に「鬼」とご当地ネームがイカすぅ~。
おおいた冠地どりのタタキやとり天も超美味ぃ~。

なお、僅かに残した髪を緑に染めたほぼほぼ丸坊主の店員さんったら、イカつい見かけによらずかわヨい接客で鬼かと思ったら仏でした。


続いて地元の人が通ってそうな路地裏の居酒屋へ。
大分の地酒、美味し。
豊後水道で取れたての魚の刺身、美味し。

大満足の夢見心地ですが、明日は怖いもの見たさで自ら地獄にダイブ!します。
てな訳で、本日が人生最後かもしれない温泉を満喫したらもう寝ます。
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