ことばは生き物、変化していくのが当たり前。
確かにそうかもしれません。
しか~し!
日本語大好きを自認する私、単なる老害と言われようとも気になるものは気になる。
違和感を拭えない、聞くとゾワッと悪寒が走る変な日本語、奇妙な日本語をあげつらい、断罪します。
ワークライフバランス、イチャモン、揚げ足取り、難癖、曲解、破防法、調査対象団体
馬車馬のように働く
基本的にテレビを見ない私、情報はSNSとネット記事を主体に収集します。
2025年10月4日、某有力政党の新総裁に選ばれたお方の就任会見をYouTubeで拝見。

だって今、人数少ないですし、もう全員に働いて頂きます
馬車馬のように働いて頂きます
残念極まりない政治屋のせいで衰退途上国に落ちぶれた日本を崖っぷちから救うべく、自ら粉骨砕身する決意を表明されるお姿に感動。
政治家は何よりもことばを大切にする人だと信じています。
ことばに対する感性が人並み外れて研ぎ澄まされており、ことばで人々を説得し感動させ融和させる。
久々に真の政治家が発することばの威力を実感する一方、早くも斜め後方からビーンボールが飛来!
とある政治屋さんのXへの投稿。
個人情報保護やスラップ訴訟などありますので、ここでは仮の名を「C」さんとしておきます。

「全員に馬車馬のように働いてもらう」にものけぞった
人間は馬ではない
公党の党首が使ってよい言葉とは思えない
ナニ書イテンダコイツ?
この投稿を読んだ私は情けないやら呆れるやら失笑するやら何とも残念な気持ちに陥ります。
イチャモン、揚げ足取り、難癖、曲解・・・
あまりに幼稚で論評に値しませんが、それでは記事にならないのでアホらしいと思いつつも続けます。
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人を動物に例える比喩
馬車馬のように働く
わざわざ断るまでもなくまっとうな日本語。
決して変な奇妙な日本語ではないので、本記事のタイトルは誤りです。
正しくは「変な奇妙な日本人(なのか?)集成①」。
【人≠馬】という幼稚園児でも分かることをわざわざ投稿するCさんの思考回路が理解不能です。
「のように」は直喩といって、比喩であることがはっきりと分かる表現。
小学校の国語で習うんじゃないかな。
おなじみChatGPTに類似例を挙げてもらいます。

「馬車馬のように働く」のように人を動物に例える慣用句を挙げて

借りてきた猫
負け犬の遠吠え
猿山の大将
犬猿の仲
牛の歩み
虎の威を借る狐
これら全て普通に日本に暮らしていれば耳にする表現ですが、Cさんはいちいちのけぞるのでしょう。

人間は猫でも犬でも猿でも牛でも虎でも狐でもない
ましてやカバではない!
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人を生物に例える英語
本名も英語っぽいCさん、もしかして海外生活が長くて日本語が不自由なのでしょうか。
しゃあない。英訳して進次郎進ぜよう。
直訳なら自分でもできますが、英語としてより自然な表現をChatGPTに依頼。
【人を生物に例える英語表現】
馬車馬のように働く:work like a horse
借りてきた猫:as quiet as a mouse
負け犬の遠吠え:sour grapes
猿山の大将:a big fish in a small pond
犬猿の仲:like cats and dogs
牛の歩み:a snail’s pace
虎の威を借る狐:ride on someone’s coattails
こりゃ面白いや。必ずしも同じ生物にならない。
ていうか同じなのは馬だけ。
日本語圏と英語圏の文化の違いでしょうか。
【比喩生物の日英比較】
日本語 英 語
馬 馬
猫 ネズミ
犬 ブドウ、猫
猿 魚、犬
牛 カタツムリ
虎 誰か
狐 人
英語堪能なCさん(知らんけど)、「馬車馬のように働く」が “work like a horse” のことだと承知の上での嫌がらせなのでしょうか。
だとしたらCさんってきっとこんな人。

座右の銘
人は馬ではない
性格
外では借りてきた猫もしくは虎の威を借る狐
内では猿山の大将
特技
負け犬の遠吠え
牛歩戦術
人脈
保守派とは犬猿の仲
就任早々こんなやっかいなカバ人に粘着される新総裁の心中をお察し申し上げます。
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