死ぬまでに47都道府県を全て訪れる野望を果たしたいと思っています。
もちろん自らの意思による旅に限り、子どもの頃の家族旅行はノーカン(死語)
2025年夏
かなり手つかずのまま残る九州に上陸。
宮崎を皮切りにレンタカーで鹿児島、熊本、大分と巡る弾丸旅行にポンコツ夫婦が挑みます。
灼熱の太陽が照りつける4泊5日の旅を振り返り。
霧島観光、高千穂峰、天の逆鉾、御鉢、メメントモリ、死を想え、霧島神宮、さざれ石
高千穂峰でメメント・モリ
九州4県弾丸旅行の2日目。
宮崎県日南市のホテルを出発、クルマで2時間弱かけて鹿児島県霧島市に向かいます。
朝10時、高千穂河原ビジターセンターに到着。
閉まっています orz
休館日は月曜日だとウェブサイトで確認済み。
今日は火曜日。
かろうじて開いているサービスセンターで杖をレンタルし、高千穂峰の頂上目指していざ出発!
と、完全武装の親子3人連れに声を掛けられます。

写真撮りますよ~
よく来られるんですかぁ?

ありがとうございます
いえいえ初めて来ましたぁ
ご覧ください、我々ポンコツ夫婦の服装を。
ベテラン登山家に見えるだろうか、いや見えまい。
ドユコト?

あんたたち山をナメてんの?
そんな恰好で登ったら死ぬよ?
たぶんソユコト。
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強力なご利益の運玉・大杉
高千穂峰の山頂には天の逆鉾が突き刺さってます。
かの坂本龍馬さんがお龍さんとの新婚旅行で訪れたときに引き抜いちゃった逸話で有名なやつ。
この目で見てみたい。ただそれだけ。
彼らは和装に草履?で登れたんやから大丈夫やろ。
大丈ばないことがこの後に判明。
なかなかワイルドな登山道ですなぁ。
ていうか、これ道とちゃうで。崖やで。
杖を駆使して道なき道をヨタヨタ這いあがり、出発1時間後になんとか御鉢火口に到着。
ご覧ください、見渡す限りの真っ白な霧を。
さすが霧島。
山頂は火口の縁沿いにグルッと回り込んだ遥か先。
さすがに天の逆鉾は断念して引き返すことに orz
霧で視界≒ゼロ、強風吹き荒れる崖を命懸けで下山。
必死で下っているうちにどうやら登山道wをかなり外れてしまった模様。
目の前に奈落のようなものが見えます。

足を滑らせたら即あの世行きやな
しかし、天は我を見放さず。
枯れ果てる一歩手前の野生の勘、いや昨日の運玉のご利益で死の一歩手前でなんとか踏み留まります。
ところで妻が見当たりません。落ちたかな。
どうやら妻は妻でコースを外れ、昨日の大杉のご利益で命拾いをした模様。
こうしてなぜか山で三途の川を渡りかけた二人、ギリで娑婆に復帰します。
メメント・モリ。死を想え。
半世紀を超える人生でこのことばを最も真剣に考えた刹那でしたとさ。
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霧島神宮で命に感謝・感謝
なんとか死を免れて霧島神宮へ。
高千穂峰を信仰対象として創建されたそうで、我々が感謝の気持ちをお伝えするのにこれ以上に相応しい場所があろうか、いやあるまい。
それにしても暑い。いや、もはや熱い。
本物の地獄の方が快適?とさえ思える灼熱地獄。
大杉の下は多少涼しく感じられ、ここでもまた杉の木に命を救われます。
さて、神宮を去る間際にさざれ石を発見。
我らが国歌『君が代』に歌われる日本一有名な石。
元は岐阜県揖斐川町のさざれ石公園にあり、全国各地の神社などに奉納・設置されているとのこと。
恥ずかしながら私、半世紀を超える人生で初めてさざれ石に出会いました。
さっき死んでたら出会えず終い。
改めて命に感謝・感謝。
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