スローガン、キャッチコピー、モットー、標語・・・
それぞれの違いはともかく、名だたる日本企業の多くが何らかの標語類を掲げて宣伝しています。
これらを偏見や忖度なしに純粋に味わう企画、名付けて「日本企業 標語列伝」
本日は医薬品業界から初登場の中外製薬、第13位。
(2025年07月31日時点)
市販薬を製造・販売しておらず、私の日常生活とはなじみの薄いことは否めません。
さて、どう切り込んだものか・・・
【注】決して悪意はありません。♬笑って許して♬
がん治療薬、バイオ医薬品、患者中心主義、ヘルスケア産業、創薬技術、健康、QOL
創造で、想像を超える。
本シリーズ初、とうとう出たよダジャレ系。
さらには句読点を濫用するおじさん構文。(こちらはおなじみ)
創造で、想像を超える。
ご丁寧に正式な英文も用意されてます。
INNOVATION BEYOND IMAGINATION
DeepLに見切りを付けて以来頼りきりのChatGPTさんにそれぞれ英語と日本語への翻訳を依頼。
日英で異なることばを太字で示しました。
創造 (CREATING) と革新 (INNOVATION) では随分と意味が違うような。
僭越ながら私の推論。偉い人の指示じゃね?

日本語が創造⇔想像のダジャレ系であるからして、英語もダジャレ系とすべし
INNOVATION⇔IMAGINATION
いのべーしょん いまじねーしょん
とはいえ「い ーしょん」が一致しただけでもよく頑張ったのではないでしょうか。
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勝手に標語案内
ダジャレ系のおじさん構文であることはさて置き、その意味するところを考えます。
創造で、想像を超える。
地に足の着いた堅実な企業ですから(知らんけど)素直に読み解けばよさそう。
製薬会社が創造するものといったら、まずは言わずもがなの医薬品。
想像を超えるといったら、治療困難だった難病を克服す!みたいな?
まとめるとこんな感じ。
画期的な医薬品の開発により、人びとの健康に劇的な進歩をもたらす。
あら素敵。夢と希望に満ちています。
特に取り繕う必要もなさそうですが、公平を期すため当事者の言い分も聞いておきます。
自社動画
私の解釈は概ね正しい模様。
トドメに公式HPの記述も参照しておきます。
自社解説

創造で、想像を超える。
これまでの常識や枠組みにとらわれず、世の中の人々が待ち望むもの、そしてその期待を超えていくものを継続的に生み出すことにより、ヘルスケア産業のトップイノベーターを目指すという中外製薬の姿勢や社員の想いを込めています
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勝手に企業所感
中外製薬
英名 CHUGAI PHARMACEUTICAL
あ?「なかそとせいやく」ぢゃないのね。
アタシゃてっきり昔は焼酎(なか)とホッピー(そと)を作ってたのかと。酒は百薬の長と言うし・・・
古典的なボケでどうもすいません。
それにしても社名の由来が気になります。
自社解説

創業者の上野十藏氏が「やがては日本の医薬品も海外に出したい」という願い(抱負)を込め、「国内と国外」という意味で「中外」と命名されました
そしたら内外製薬とちゃうん?とツッコミたくなりますが、1つよ~く分かりました。
どうやらダジャレ好きなおじさん気質は創業者から受け継ぐ伝統だということを。(失礼!)
さて、残念極まりない政治屋のせいで衰退途上国に落ちぶれてしまった日本。
未曾有の事態ゆえにやむを得ない面があったとはいえ、新型コロナ対応における政府の右往左往ぶりは記憶に新しいところ。
類まれなる創薬技術を誇る中外製薬のブレない志が一縷の望みと言えましょう。
創造で、想像を超える。
人びとの健康と明るく楽しい暮らしを願い、日々研究開発に勤しむ真摯な姿に大変な感銘を受けます。
日本のみならず世界中の人びとを幸せに。
貴社のますますのご発展を祈念しております。
呼んだ?
呼んでねえよ!(怒)
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