アゼルバイジャン・バクーの旅④ 世界遺産で悟る日本の素晴らしさ

海外の旅
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新型コロナだかCOVID-19だかで世界中が大騒ぎになりつつあった2020年2月

お仕事でアゼルバイジャンの首都バクーを訪問。

「それどこ?」ごもっとも。

カスピ海西岸に位置する旧ソ連構成国の都市。

「何の仕事?」ヒ・ミ・ツ💖

5日間の滞在で見たもの食べたものなどを振り返り、未知の国(街)を既知の国(街)へ。

KEYWORDS

ゴブスタン国立保護区、泥火山、バクー旧市街、シルヴァンシャー宮殿、カスピ海沿岸都市

先史的彫刻群

深夜便に乗るだけの帰国日は朝から絶賛観光中。

ゴブスタン国立保護区に到着。

先ほど訪れた泥火山を含むこの辺り一帯は「ゴブスタンのロック・アートと文化的景観」の名でユネスコ世界遺産に登録されています。

ロック・アート?

ビートルズでさえまだ世界遺産になってないのに?

古典的なボケでどうもすいません


お分かり頂けるだろうか? 岩の表面の絵が。

近所に住む悪ガキが暇に任せて彫り彫りしたような素朴な落書きが。

アンタ罰当たるで。

Wikipediaさんによると、60万点を超える絵は人や動物、太陽や星々など多彩で5,000~20,000年前に描かれたとのこと。

おじさんとおじいさんの我々ご一行、岩場に足を取られて頭部を強打しないよう慎重を期して見学。

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城壁都市バクー

無事に首都バクーに戻ってきました。

旧市街一帯は「城壁都市バクー、シルヴァンシャー宮殿、及び乙女の塔」の名でユネスコ世界遺産に登録されています。

見せてもらおうかバクー城壁都市の性能とやらを!


なぜ街をこんな堅牢な城壁で囲う必要があるのか。

それは人類の歴史が殺し合いの歴史だから。

天皇陛下のお住まいでさえ京都御所のように簡素な塀だけの平和な日本に住んでいるとウッカリ忘れてしまいそう。

多様な民族が異なる宗教観のもと侵略・虐殺を繰り返す中、人々が身を守る術として築いてきた名残り。

ドン曇りの空が示す通り、手放しのキャピキャピ観光気分には到底なれません。

暗い気分に追い打ちをかけるように、地元商店のおっさんたちが大声で遠巻きに話しかけてきます。

商店主

オマエラドコカラキタ?
チャイニーズ

てにをは

ウィーアーフロムジャパン

商店主

ソウカヨクキタ
ミヤゲカッテケ

誰が買うかドアホ。

時は2020年2月、世界中が新型コロナだかCOVID-19だかの悪夢に覆われ出した頃。

武漢が感染源ゆえ中国を警戒する気持ちは分からなくもない。

しかし微かに感じるアジア人への差別意識。

何百年にも渡って殺し合いを繰り広げてきたキミらに見下される謂れはない。

凝りもせずいまだに隣国アルメニア揉めまくってるやろ?

気を取り直して、立ち上がるナメクジの如きばかけんちくをバックに建つシルヴァンシャー宮殿のモスクを睥睨。

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肌荒れの乙女の塔

城壁に囲われた街を通り抜けて反対側へ。

観光の最後にラプンツェル乙女の塔

妖しくライトアップされた塔は訪問済みですが、昼間も変わらず美しいのか!?

紀元前に建てられ12世紀に要塞として使われた高さ30mの石塔。

結婚を強要された王女がカスピ海に身を投げたそう。スゴいジャンプ力ですね。ふつう届かんやろ。

鈴木園子さんとまでは言わんが、強い光を当ててあげなきゃ荒れたお肌が痛々しくて見てらんない。

さて、日本に帰ります。

考えさせられることもあったが実り多い旅でした。

しかしこの旅を最後に5年以上も海外渡航なし。

コロナ騒ぎとアメリカ駐在消滅のせいで海外熱が冷め切ったのもあるけど、日本の素晴らしさを再認識したのが最大の理由。

てな訳で別カテゴリ「日本紀行」も読んでね。

アゼルバイジャン・バクーの旅【完】

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