明治維新の立役者・長州山口県の旅②~鏡の国と毛利の国と浄土の国と

日本紀行
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死ぬまでに47都道府県を全て訪れる野望を果たしたいと思っています。

もちろん自らの意思による旅に限り、子どもの頃の家族旅行はノーカン(死語)

2025年GW
残る7県ほどの1つ本州最西端の山口県へ。

幕末から明治維新そして近年に至るまで、数多くの傑物を輩出した背景にはどんな秘密があるのか興味は尽きません。

隣県にも寄り道しつつの5日間を振り返ります。

越境先は鏡の国

2日目の朝は見事なさつき晴れ。まだ4月ですが。

錦帯橋岩国城も青空のもと深い緑に囲まれ気持ちがよさそう。

本日は岩国でレンタカーを借りて(二重にダブってる?)隣県に遠征近征です。

山口旅行なのに早々の浮気。が、その価値あり。

走ること僅か30分で広島県大竹市に到着。

世界で最も美しい美術館」との異名を持つ下瀬美術館、ここはさながら「鏡の国のアリス」状態。

地球連邦軍の新兵器ソーラ・システムも驚きのミラー軍団が待ち構えます。

長さ190m、高さ8.5mの巨大ミラーガラス壁をはじめ至るところに鏡が仕込まれ、周辺の無粋な(失礼!)景色が目に入らないよう配慮されています。

米映画『トゥルーマン・ショー』を彷彿とさせますが、敷地内にいる限りはこの上ない幸福感・高揚感を味わうことができる至極の空間。

建築・アート好きに限らず、テーマパーク・メルヘン好き、自撮りマニア、現実逃避したい人にもお薦め。

詳しくは別記事「下瀬美術館|坂茂のユネスコ世界で最も美しい美術館~建築徘徊58」をご覧ください。

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防府は毛利の国

あっという間にお昼。山口県に戻って防府市へ。

毛利氏庭園に向かいます。

毛利さんって誰やねん。Wikipediaさんよろしく。

なるほど長州藩殿様にして山口県公爵、要は断トツのお金持ちってことね。

道理でやけに立派な門とお屋敷な訳だ。

こちら、お庭も半端ない。

私の半世紀を超える人生で見知った限り、人ん家の庭としては圧倒的に広く美しい。手入れも完璧!


あまりの規模に圧倒されて退散、すぐそばの防府天満宮に向かいます。

天満宮といえば北野太宰府

防府? 知らんなぁ。

防府は学問の神様として愛される菅原道真が無実の罪で左遷され太宰府に向かう途中で立ち寄った地。

大宰府で亡くなった日に防府に神光が現れ、道真の魂がこの地に帰って来たのだと曲解した悟った人々が創建した「日本最初の天神さま」とのこと。

企業ブランドにちょっとウルサイ私、いろいろと考えさせられる案件です。

北野太宰府の圧倒的な知名度に対して防府の地味さときたら・・・


電〇とか博□堂に依頼してもっと宣伝すればいいのに。大きなお世話ですね。

おかげでインバウンドの喧騒なんぞどこ吹く風とばかり、心静かにゆったり参拝できて大満足。

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山口は浄土の国

続いて山口市へ。

県庁所在地の割になんか地味。何があるんや?

瑠璃光寺

事前調査によると有名な五重塔は改修工事中。

てにをは

どうぜ足場やら養生シートやらで囲われて見れないんでしょ

と期待値ゼロで向かいます。ところがどっこい!

まさかお姿を拝めるとは望外の喜び。ご覧ください!この世のものとは思えない圧倒的な美を。

現世に現れた極楽浄土かと見まがう(見たことないけど)圧倒的な感動を味わうことができました。

お次は山口県・市の「」をモチーフにした現代建築を訪問しますが、どうやら紙幅?が尽きた模様。

ご関心あらば別記事「山口情報芸術センター|磯崎新の遊び心は表裏一体!~建築徘徊59」をぜひ!

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