2025年3月28日にミャンマー中部で発生したマグニチュード7.7の大地震。
犠牲になられた方々へのお悔やみと被害を被られた方々へのお見舞いを心より申し上げます。
本日は10年ほど前に仕事でミャンマーを2度にわたって訪れたよき思い出を振り返ります。
会う人会う人みなさん純粋で優しくて笑顔が絶えず素敵でした。
この記事が少しでも愛すべき国ミャンマーへの応援になればと願います。
2016年12月の訪問は前回と真逆、乾季の5日間。
ヤンゴンに帰ってきたぞ
2年半ぶりのヤンゴン。ドラクエよろしく新たに旅の仲間同僚が2人加わります。
建物基礎の専門家HMDさんとトルコ出身で母国語に加え日英独西マルチリンガルの才媛UNLさん。
まずは夜のシュエダゴン・パゴダを参拝、幻想的な雰囲気に酔いしれます。
前回お世話になった某社ミャンマー支店代表のOSKさんとともに美味しい夕食で新チーム結成会。
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エンジニアとの真剣勝負
翌日は朝から観光ヤンゴン工科大学へ。
そんなところに何しに行くんだって?
コウギですよ講義。抗議とちゃうで。
こう見えても私、いちおう建物の耐震技術については少しウルサくて専門は免震構造。
建物と地面の間に免震ゴムを挟んで建物がゆっくり揺れるようにすることで地震の衝撃を和らげる技術、といえば雰囲気伝わります?
前回に比べて会場が格段にグレードアップ。
それもそのはず、場所は大学ですが聴講者は学生ではなく手練れのエンジニアたち。
てな訳で前回は存在しなかった受付が出現。
ここで現地スタッフSWZさんと念願の再会です。
どこかあどけなかった2年半前から驚くべき成長。
すっかりきれいになってお父さんはうれしいよ。
ヤンゴン美女軍団を従えて受付を仕切ります。
肝心の講義の内容は基本的に前回と同じ。
耐震技術の紹介に先立ち、地震大国ミャンマーでは日頃の備えが何より大事だと強く訴えます。
しかしこれは絵に描いた餅に過ぎません。
後ほどご紹介しますが、ヤンゴンのような大都市でさえほとんどの建物が耐震性と無縁の代物。
経済的な困窮は地震対策への資金投入を許さない。
日本人を後回しにして海外に金をバラ撒くんだったら、せめてこういうところに使ってくれよ。
聞いてんのか、おいゴルァ!
・・・気を取り直して先へ。
私たちの話を真剣に聞き入るエンジニアたち。
今回の悲劇を乗り越えて、地震に強い街作りへの決意を胸にお国をリードしてほしいと切に願います。
土木学科の教授から感謝状を頂き、大学のお偉いさんたちと昼食を共にして街の中心部に戻ります。
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Sincerely wish you are safe…
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視察という名の観光三昧
本日のノルマ達成につき午後は市内観光視察に。
新加入の現地スタッフに頼んで市井の人びとが暮らすヤンゴンの街なかに連れて行ってもらいます。
これがなかなかのカルチャー・ショック。
活気あふれる人々の生活ぶりはいいとして、失礼ながら建物がどれも薄汚れてボロボロ・・・
耐震性なんかないに等しいと一目で分かります。
経済的豊かさと建物安全性には高い相関があり、貧しい地震国ではこれがいずれ致命的な事態に至る。
街の中心部へ。
独立記念塔、教会、市庁舎などに取り囲まれたラウンドアバウトの中心にそびえるはスーレー・パゴダ。
シュエダゴン・パゴダ同様、仏塔の周りには曜日毎に別々のお参りコーナーがあります。
UNLさんの誕生曜日=木曜コーナー(足元に守護神ネズミがいるよ)でお参りを見守り。
前回撮り損ねた私の誕生曜日=月曜コーナー(足元に守護神トラがいるよ)をカメラに収めます。
本日の観光視察〆はヤンゴン川クルーズ。
日本のJICAが寄贈したフェリーに乗って美しい夕焼けの景色を堪能します。
あれ?いつの間にやら前回もお世話になった豪胆なYMGパイセンが一緒におるな。
明日も観光視察が続くので今日はこれぐらいにしといたるわ。
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